夏の終わりに考えた・・・はい。
昨日予告しました「国民投票」について今日は書きたいと思います。
原発の是非を問う「国民投票」については友人kが積極的に関わっており、
以前よりその話は聞いていました。
→みんなで決めよう「原発」国民投票ただわたしは彼女の説明だけでは納得がいかず(だってkの話では全然わからへんもん)、
その件については、わたしは保留というか世の中の動きをみて決めるというか
そんな状態でした。
わたしの中で何が一番ひっかかっていたかというと、原発推進派の仲間である
新聞やテレビに洗脳(原発がなくなると電気が不足する、経済が停滞するなど)
されている人たちが世の中には多くいて、「負けるかもしれない試合」を
急いでしたくなかったということです。
しかし、泊原発の無理やりの再稼動や菅さん辞任によって、原発がわたしの
意図していない方向に進んでしまうかもしれないという危惧のほうが、
「負け試合を避ける」という気持ちに勝ってきつつありました。
そんな中、先日27日に行われた原発国民投票の座談会をustreamで見ました。
これが意外に良くって2時間ちょっとあったのですが、見入ってしまいました。
メンバーは・・・
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所)
杉田敦(法政大学法学部教授 政治学専門)
マエキタミヤコ(100万人のキャンドルナイトの呼びかけ人やイロイロ)
宮台真司(首都大学東京教授 社会学専門)
コーディネーター:今井一(ジャーナリスト 国民投票呼びかけ人)
110827 「原発」国民投票、やるべし、やれるよ、やりましょう! 初めにお一人ずつが、この国民投票の意義をお話されます。(マエキタさん以外)
~22:27まで。
マエキタさんのお話は、01:05:40~
その後は、今井さんが皆さんに質問したり、自由に話したりという構成です。
わたしは、初めの杉田さんと宮台さんのお話が直球で頭に入ってきました。
おふたりは、この原発国民投票の意義をこう語られました。
「原発は、現在の政党政治の中では争点にされにくい。なぜなら電力会社が
ありとあらゆる対象において権益をもち、それらがまた電力会社に依存する形が
あるから。国民投票の帰結はどうであれ、それらを明るみに出し、国民投票という
形で社会に問うしかない。」
確かにな・・・。
この5ヶ月以上もの間、国民不在の、民主主義をないがしろにした政治のやり方を
目の当たりにし、モンスターと化した電力会社の力を誰にも止めることはできない。
そればかりか、彼らに救いの手を差し伸べる人たちがとてつもなく多く存在する。
また宮台さんは、日本国民が「任せて文句を言うを、引き受けて考えるというふうに
変わっていかなければいけない」と言う。
飯田さんも、「国民全体がアップグレイドし、全国民が成人教育の機会として当事者性を
もつ最大の機会。自分自身で考えるプロセスが大事。」と言っている。
ふーん・・・。
以前朝日新聞に「民主主義を鍛える」というキャッチが載っていた。
今こそお任せ政治から脱却し、国民に主権があることを政治家たちに思い出させて
あげる時なのかもしれないな。
これはどなたが言ったか忘れましたが、「寝ぼけた政治を目覚めさせる。
見られたらシャンとする。」ということでしょうか。
マエキタさんは、「国民が依存癖の呪縛から脱却し、社会は変えられないではなく、
社会は可変だという成功体験を形にしたい。」と語っていた。
この動画は長いので、この最初のお話だけでも見られてもいいかも知れません。
でも途中のそれぞれの方のお話も、わたしにとって興味深く、国民投票を考える上で
大変参考になりました。
kには「わたしが何回も言ってることと同じやん!」と言われそうですが、
やっぱりしゃべくりの達人の話を聞くのとは大違い、月とすっぽんでした。
流石なお手前頂戴いたしました。
*島根原発の再稼動反対を求める署名を
コチラのブログでご紹介してます。
美味しそうなタイ料理の写真を眺めたあと、ご署名よろしくお願いします!
日本海まで汚されたら、魚も食べられなくなるのよー。
日本全国に拡散するかも知れない
「がれき情報」を
コチラで随時追加更新しています!
(8月11日、8月15日、8月18日、8月23日、8月24日、8月30日、
8月31日追加更新)
脱原発講演会と映画「ミツバチの羽音と地球の回転」in 関西のお知らせ!阿倍野には、鎌仲監督も来られます!
→詳しくはコチラ署名お願いします!(ネット署名もできます)
「さようなら原発1000万人アクション」→詳細はコチラ呼びかけ人は音楽家坂本龍一氏、作家大江健三郎氏など
- 2011/08/31(水) |
- 国民・住民投票
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脱原発

「最近は丸ごと魚入れるのをやめたらしいで。魚の内臓と骨は危険やねんて。」
わたしのパソコンの「お気に入り」には3.11以前に登録したものと、
以降に登録したものとが混在している。
以降のものは、もちろん原発関連のものばかり。
パソコンを眺める時間のほとんどは、それらのサイトに費やしている。
そして、それに疲れたら3.11以前に登録したものを見に行って頭をリセットさせてもらってる。
それらのブログは食べることに関係したものが断トツで多く、写真が綺麗だったり、
簡単で美味しそうなものを紹介していたり、お店の紹介だったりする。
そういえば震災直後のお料理ブロガーさん達は、こぞって節電レシピを紹介していたな。
そして今彼女たちのブログは平常に戻り、それを見てわたしは癒されるわけだが、
でもなんだかやはり違和感・・・。
使ってる食材をみても、「それちょっと気をつけたほうがいいんとちゃう?」的な
ものを使っていたり(例えば牛乳に含まれる乳清、いわゆる
ホエーなど)、
お料理ブログだから当然なのかもしれないが、原発や放射能の話が全く出てこない。
一体、彼女たちはどう思ってるんだろう?
食と放射能は密接なはずなのにな。
あえて書かないようにしてるのかな。
わたしのブログは始めた頃から原発のことばかりなので、
きっとそれに関心のある方だけが見に来られていると想像する。
でもわたしの本音は、原発に無関心な人にこそ多く見てみらいたい。
お料理ブログやその他暮らしのブログには、きっと今までの普通の読者が多いだろうから、
そんな話をチラッとでも書けば、みんなが考えるきっかけになるのにな、と残念に思う。
今やこの日本で生きていくには、放射能抜きの生活はあり得ないのだし、
そんな情報を大人として知っていて当然なのだから、毎日の夕ご飯を考えるのと
同じぐらい話題にしないのはおかしいやん!と、わたしは思うのだ。
最近わたしが癒されるために「お気に入り」に追加したブログがある。
今NHKのBSで放送されてるらしい(我が家はBS見られない)、
イタリアの田舎に住む自分達家族の生活を、筆者である母が書いている
「フィレンツェ田舎生活便り」というブログだ。
その内容は、現在自給自足的な生活を目論むわたしをワクワクさせてくれる。
普段の記事は彼女の畑のこと、家のこと、家族のことなどの話題が多いのだが、
先日時間があったので彼女の過去の日記を覘いてみると、ある日の日記に目が止まった。
そこにはイタリアで行われた「国民投票」の記事があった。
投票前と
投票後の記事もあって、とても羨ましく読ませていただいた。
以下投票後の記事を一部抜粋してみると・・・。
今回のことで、イタリア人からあることを学んだような気がします。
イタリアは、今でも、国外の原発で作られた電力を買って消費しているから、そういう意味では今回の「原発ノー」の投票結果が出ても、決して「エコな国」ではないです。
勿論、イタリア人だって、「この先、エネルギー問題に直面した時にどうしよう?今は他の国から電力を買っているけれど、勿論、どの国も自分の国が大事だから、いざとなったらイタリアに電力を売ってくれなくなるかもしれない」などという不安を抱えていたはずだと思うのです。
エネルギー問題って、何が良くて何が悪いのか、経済にとってどうなのか?などということは、一般人にとっては、わかり辛いです。
でもともかく、「判らないから専門家に任せよう」とか、「政治家が国民のためにやってくれると思う」などと丸投げするのではなく、「とりあえず、基本はコレ!」「このポイントは絶対譲れない!」ということをしっかりと主張したのが今回の4つの国民投票の結果に表れたんだと思うんです。
「未来は何とかなるからさ、でもここだけは絶対譲れないよ!」という強い気持ちの表れだったように感じます。
「国民投票」については、以前から気になってはいるものの、
このイタリアのように個人主義の思想が発達したヨーロッパと
横並び主義で議論下手の日本人では「国民投票」は受け入れられるの
だろうか?と悩んでいる。
でも今ここで日本人が本気で変わらないと、もうきっと変われる機会が
ないのかも・・・とも感じている。
彼女のブログは、自然からの目線で人間のことを考えたり、
こんな国民投票の記事もあったりと、くらしに密着した感じがとてもいい。
わたしがそのうち畑をもったら、あんなふうにまたちょっと違った目線で身の周りのこと、
世の中のことが書けるといいな、なんて思います。
明日はその「国民投票」について、ちょっと書きたいと思います。
ciao!
今日の河野太郎氏のブログ
「しっかり監視しよう」
野田新代表のエネルギー政策は、民主党の中でも最も電力会社よりとされる議員が関わっており、偏ったものになるおそれが強い。新内閣で誰が経産大臣に任命されるか、内閣がどういうエネルギー政策をとるのか、国民がきちんとチェックしなければならない。
→コチラ*島根原発の再稼動反対を求める署名を
コチラのブログでご紹介してます。
美味しそうなタイ料理の写真を眺めたあと、ご署名よろしくお願いします!
日本海まで汚されたら、魚も食べられなくなるのよー。
(こちらのブログ、もとは食べ物の記事が多かったようですが、最近は原発ネタ多し。
他のお料理ブロガーさんもこんなふうに書いてくれたらみんな興味もつのになー)
日本全国に拡散するかも知れない
「がれき情報」を
コチラで随時追加更新しています!
(8月11日、8月15日、8月18日、8月23日、8月24日、8月30日追加更新)
脱原発講演会と映画「ミツバチの羽音と地球の回転」in 関西のお知らせ!阿倍野には、鎌仲監督も来られます!
→詳しくはコチラ署名お願いします!(ネット署名もできます)
「さようなら原発1000万人アクション」→詳細はコチラ呼びかけ人は音楽家坂本龍一氏、作家大江健三郎氏など
- 2011/08/30(火) |
- 国民・住民投票
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