震災がれきの広域処理――宮城県が打ち切り週刊金曜日 2月5日(火)17時27分配信
宮城県は一月一〇日、今年度末まで委託を予定していた福岡県北九州市への震災がれきの広域処理を、三月末日で打ち切ると発表した。理由は「がれきの推計量が大幅に圧縮」(『河北新報』一月一一日付)されたからというが、すでに昨年五月の時点で「推計量」が大幅に下方修正されており、なぜその時点で打ち切りが検討されなかったのか疑問が持たれている。
県は北九州市に「広域処理を要請している石巻地区(石巻市、女川町等)に関しては、可燃がれきの推計量が当初予定していた一四一万トンから九〇万トンに圧縮された」(同紙)と説明。震災廃棄物対策課によれば、「九〇万トン」に下方修正したのは昨年末としているが、石巻地区のがれき総量については、すでに同年五月の見直しで六四%も大幅に縮小していた。
このため県議会でも、「県内処理で十分に間に合うのではないか」との意見が出ていた。ところが宮城県の村井嘉浩知事は昨年八月三一日、北九州市の北橋健治市長との間で可燃がれき受け入れに関する「委託契約書」に署名する。
昨年九月段階で、宮城県は可燃がれき用仮設焼却炉が二二基フル稼働状態で、同年一二月に完成した二基を合わせると一日四〇一五トンの処理能力を保有。当初、年間二万三〇〇〇トンを予定していた北九州市の受け入れ量なら、六日程度で処理がすむ計算だった。しかも、県内処理なら一トンあたり約一万五〇〇〇円ですむのに、北九州市で処理すると約八万円になり、同市では「受け入れの必要性がなく、放射能汚染を拡散する」との住民の声が出ていた。
今回の発表について、同市で反対運動を続けてきた斎藤利幸弁護士は、「昨年五月の時点で受け入れの必要がなかったことは明白だ」と語っているが、同課は「五月に見直したが、石巻地区の広域処理しなければならない可燃がれき量が相当数あった」と、「必要性」を強調している。
(成澤宗男・編集部、1月18日号)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130205-00000301-kinyobi-soci
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- 2013/02/06(水) |
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脱原発
震災がれきの差し止め訴訟の記者会見に参加された
藤本弁護士のブログ記事より転載。
訴訟を提起し、記者会見に参加しました。http://d.hatena.ne.jp/attorney-at-law/20130123 私が弁護士バッチを着けることは余りないのですが、今日は司法記者クラブでの記者会見に参加するということもあり、珍しく弁護士バッチを着けて裁判所に行きました。
今日原告訴訟代理人の1人として提訴した訴訟は、所謂震災廃棄物の広域処理について人格権・環境権侵害を理由として、差止・損害賠償を請求する訴訟です。被告は、大阪府及び大阪市、原告は大阪府民・市民を中心とする260名の市民です。
その会見の中で、一緒に原告訴訟代理人を務める吉田弁護士が、「地域エゴだという議論を乗り越えたい」(すみません、メモを取っていないので、表現は正確ではありません)という趣旨の発言をしたところ、記者の1人から、
「私は、この訴訟は地域エゴだと思うが、乗り越えるとはどういう意味か?震災廃棄物は、どこかで処理しなければならないと思うが、大阪はダメ、じゃあ福島でやるとなれば、福島の人はどうなるのか?」
という趣旨の質問がありました。
私は、余り司法記者クラブでの会見に慣れていなかったので、こういう記者の私見で質問が飛んで来ることに少し驚きを覚えたのではありますが、この問題は、「絆の美名」のもとで現在行われている広域処理問題の本質に関わる問題だと思うので、私なりに私見を述べようと思います。
まず、出発点としては、震災廃棄物であれ、原子力発電所の廃棄物であれ、およそ放射性物質を含有する廃棄物を安易に焼却処理すれば、いずれにせよ周囲に、一定量の放射線を放出します。既に御理解頂いていると思いますが、被曝については、多くなればなるほどリスクが増加するもので、所謂「閾値」はありません。そうだとすれば、回避不可能なら別論として、震災廃棄物であれ、原子力発電所の廃棄物であれ、焼却処理せず、地下等で埋立処理することが基本であり、現に原子力発電所の廃棄物については、そのように処理されてきました。法令によれば、100bq/kg未満については「確認」の上、廃棄物処理法にいう「廃棄物」として処理できるように手当はされていますが、実際は、100bq/kg未満であっても、殆ど焼却処理はされず、放射性物質を拡散しないような措置が取られてきたものです。
詰まり、今まで震災前は、放射性物質を含有する放射性廃棄物について、埋立を基本とする長期の管理保管処理ができてきた訳です。震災廃棄物についても、原則として同じようにするのが基本ではないかと思うのです。
震災廃棄物は大量であり、それはできないと仰る方がいます。
しかし、政府が今回13兆円という補正予算を突然組んだことからも明らかですが、1つの経済政策として、相当な金員をつぎ込むことで、管理保管処理を行うことは、決して不可能ではありません。少なくとも、全国で燃やしてしまう、拡散する、という方法よりは、「よりマシ」な方法があった筈です。吉田弁護士も、そのような様々な選択肢を想定することなく、震災後すぐの平成23年4月には、環境省が広域処理を計画した点を疑問視していることを、記者会見でも述べていました。
記者さんのポイントとしては、大阪では焼却しない、しかしお前達原告団(それと、原告訴訟代理人の吉田弁護士にああいう質問をしたのですから原告訴訟代理人も含まれるのでしょうが)は、福島に保管するなら良いというのか?福島を犠牲に大阪が助かればいい、そう考えているのか?と仰りたいのだと思います。
私は、大阪で埋立でも良いと思います。但し、セシウムは水溶性ですし、海はマズイです。また、管理の都合上、既に存在する六ヶ所村の保管設備同様、広大な土地が必要になると思います。周囲は立入禁止か立入を管理して、人々の健康を守る必要もあります。そういう場所を作るために、立ち退きをお願いする。その立ち退きの場所が、福島であれ、大阪であれ、適当な補償さえあれば、結局その立ち退く方の健康が守られるのですから、良いと思うのです。
これは、原発の建設の場合にも似ています。原子力発電所を設置する場合、通常は人家の隣には設置しません。福島第一原子力発電所の敷地は、極めて広大です。放射性物質の拡散に備えて、広大な土地を準備し、そこにいた方は立ち退いて貰う、これがちゃんと行われるのであれば、大阪でも良いと思うのです。
でも、今回大阪で焼却するにあたり、そういう嫌がる、健康に不安を覚える大阪府民・市民の立ち退きの補償なんて、されたでしょうか。健康に不安を覚える大阪府民・市民に、いったい何の代替提供があったでしょうか。
福島から逃げてきた方の多くがお母様方だと聞きます。御主人は仕事の関係で逃げられない、と。勿論土地への愛着もあるでしょう。しかし、問題なのは、震災廃棄物広域処理には沢山のお金を使うけど、困っている市民ひとりひとりには、それは受忍限度だということで、何ら補償をしていないことではないでしょうか。
福島でも大阪でも、より安全な、燃やさない選択肢ができた筈です。それを怠って、実際どの程度発生するかは分かりませんが、3万6000トンという大量の震災廃棄物を、大阪市此花区で焼却し、あろうことか、その(水溶性の放射性セシウムが濃縮されて含まれる)焼却灰を大阪湾内の施設に埋める。この処分が、選択し得る中で、より人々の健康被害を抑えた、より安全な処理なのでしょうか。
放射能は、その仕組み上、全員に直ちに害悪を与える訳では、ありません。しかし、ロシアンルーレットは、誰に当たりをもたらすか、分からないのです。なるべく安全にやるべきだ、仮に危険があるなら、避難を含めた権利を認めるべきだ、この主張が、そんな「エゴ」だとは、私は思わないのですが。
因みに、震災廃棄物の広域処理については、岩手県と宮城県が対象で、福島県は対象になっていません。「本丸」には誰も手をつけていません。その結果、福島では、除洗(そもそも、除洗なんてそう簡単にはできないことが、チェルノブイリで証明されているので、除洗自体あまり効果的な手法ではないと思いますが・・・)後の放射性物質を川や裏庭に放置するという事例が続出しています。ホンネで議論するのであれば、こういった震災廃棄物の受け入れ場所は、なるべく人への害悪がない場所を候補地に挙げた上で、受入地の方に、移住も含めた十分な補償がある、安全・安心を最大限擁護する仕組みを提供し、福島も含めて議論すべきでしょう。いまの広域処理は、安全ではなく、かつ中途半端で、まさに「絆」の美名のためだけの実質のない処分に過ぎない気がしてなりません。
私は、かつて京都で一市民として震災廃棄物焼却の反対運動をしていた際、それはおかしいという方からゴミを投げられたり、罵声を浴びたりしました。ただ、今回の記者さんもそうなのですが、その全員が男性でした。逆に若い女性には比較的共感して貰えたように思いました。もしかしたら、男性は、生物的に次世代を守るという思考が薄いのかもしれません。私は、放射性物質を拡散させないことは、地域エゴではなく、次世代を考慮した大事な連帯だと思うのですが・・・。
厳しい戦いですが、被害が出てからでは遅いし、仮に出たとしても、1件でも被害を小さくしたいのです。待ったなしの戦い、なんとか、戦い抜きたいと思っています。
- 2013/01/24(木) |
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脱原発
処理実績は1736トン 静岡県内5市静岡新聞(2013/1/22 07:53)
「一つの区切り。被災地に支援の思いが届いただろうか」。
震災がれきの広域処理で静岡県が重点支援した岩手県山田、大槌両町で木くずの処理が1年前倒しで完了することが判明した21日、県や広域処理に先鞭(せんべん)をつけた島田市の関係者は安堵(あんど)した。ただ、放射能汚染などへの懸念で根強い住民の反対運動があり、被災地支援は課題を残したままだ。
両町の木くずは島田、静岡、浜松、裾野の4市で受け入れ済み。1日当たり山田町から20トン、大槌町から24トンのペースで搬出している。2012年12月末時点で島田が192トン、静岡761トン、浜松724トン、裾野44トン(いずれも試験焼却・溶融分含む)で、富士市の試験焼却分15トンを加えると計1736トン(山田町865トン、大槌町871トン)を処理したことになる。
島田市の関係者は「東海地震を考えれば人ごとではなかった」と振り返った。同市では最終処分場の出入り口が地権者が張ったロープで封鎖されたまま。ロープを外してもらう仮処分申請も検討中で、一部住民との間に大きなしこりが残る。
昨年6月に試験焼却を行った富士市は最終処分場周辺の合意獲得が難航し、受け入れに向けた議論はこれから。市幹部は「『実情に合った協力をする』との方針は変わっていない」と説明するが、全市民向け説明会を目前に控えた状況だけに「必要性を疑問視する意見も出かねない。タイミングが悪い」と懸念する。
静岡、浜松両市にも市民団体から公開質問状が出されるなど、曲折を経て実施にこぎ着け、支援の区切りを迎える広域処理。県の担当者は「多くの自治体が協力してくれた成果。ただ被災地にはまだ、不燃物などが残されていて震災からの復興は道半ば」と話した。
http://www.at-s.com/news/detail/474559946.html
- 2013/01/23(水) |
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脱原発
みなさーん!
まだまだやれる(伝えること)はいっぱいあります。
以下とてもわかりやすく、しかも納得してもらいやすいがれきにまつわるお金の話です。
広めましょう。
伝えましょう。
ものすごく簡単な「がれき」と「お金」のはなし http://azarashi.exblog.jp/16830255①震災で2000万トン以上の「がれき」が発生した。
②環境省は全国の自治体に「がれき処理」の協力(広域処理)を呼びかけた。
③環境省は「がれき処理」に必要な「お金」として1兆円の復興予算を確保した。
④「がれき処理」に必要な「お金」は「全額国が負担」することになった。
⑤「がれき」を処理すれば国から貰える「お金」(補助金)は1トン当たり2万円(被災地周辺の場合)から10万円(広域処理する遠隔地の場合)。さらにゴミ処理施設整備の補助金までついてくるので「がれき」が「お宝」に化けた。
⑥全国の自治体から「がれき」の受入希望が殺到した。
⑦しかし放射能汚染を心配する住民から反対運動が起きた。
⑧「がれき」の総量が見直しにより3割も減った。
⑨総量が減ったので多くの自治体は「がれき」の受入を断念した。
⑩総量が減ったけど環境省は1兆円の復興予算を手放さなかった。
⑪復興予算を余らせたくない環境省は、処理単価が安い被災地周辺ではなく遠隔地で広域処理したくて仕方がない。
⑫少しでも「お宝」(補助金)の分け前が欲しい北九州や大阪などの自治体は、今でも「がれき」を受け入れたくて仕方がない。
⑬だから大阪は「がれき」受入で50億円(受託収入)の予算を組んでいる。
- 2012/12/06(木) |
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脱原発
がれき焼却 見切り発車/橋下・大阪市長(東京新聞)2012 年 12 月 02 日
がれき焼却 見切り発車/橋下・大阪市長
2012年12月2日 東京新聞[こちら特報部:ニュースの追跡
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/150.html大阪市が11月29日、30の両日、東日本大震災で発生した岩手県のがれきを試験焼却した。日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長が衆院選の応援で東奔西走する中、市議会や市民団体の反対論を押し切った格好だ。(佐藤圭)
大阪市此花区の人工島・舞洲。遊園地と見間違うような奇抜な外観の市の清掃工場で29日から27時間、岩手県宮古地区から搬入した木くずなどの震災がれき約100トンが一般ごみに混ぜられて試験的に燃やされた。
予定通りに進めば、来年2月には本格焼却に入る。2014年3月までに3万6,000トンを焼却し、焼却灰は近くの処分場に埋め立てる計画だ。
記者が同日午前、工場を訪れると、出入り口では市の職員らが警戒していたが、受け入れに反対する市民の姿は見かけなかった。「ちょっと待って!放射能ガレキ関西ネット」の高島与一さん(63)は「試験焼却中は、放射能の影響を心配して大阪を離れる人もいる。反対のプラカードを持って街頭に立ったり、市に抗議の電話をするなど、それぞれの判断で活動した」と話す。
市の強引な手法も市民団体を身構えさせている。先月13日の市民説明会で入場は市民に限定され、市外などから詰め掛けた約300人が「受け入れ反対」とシュプレヒコールをあげた。この際、建造物侵入などの疑いで4人が逮捕された。高島さんは「自分に反対する人は何が何でも排除しようというのが橋下氏のやり方だ」と憤る。
当の橋下氏は、日本維新の会の活動に忙しい。29日は、石原慎太郎代表と一緒に都内で記者会見し、衆院選公約を発表した。夕方には市役所で事務方と打ち合わせをしたが、市秘書課によれば「試験焼却の件ではなかったようだ」という。
岩手、宮城両県以外でがれき処理を肩代わりする「広域処理」の必要量は、5月の環境省のまとめで、当初想定した401万トンから4割減の247万トンに激減。必要性が疑問視されていたにもかかわらず、大阪市は6月に受け入れを決定した。市議会では自民党や共産党が反対・慎重論を唱えたが、7月には、がれき受け入れ関連費用を盛り込んだ補正予算が、橋下氏率いる大阪維新の会と公明党の賛成多数で可決、成立した。
受け入れに前のめりな橋下氏と自民党などとの議論が平行線をたどったまま、先月16日に衆院が解散されると、12月14日までの定例議会の会期が繰り上げられ、先月20日に閉会してしまった。
自民党大阪市議団の北野妙子政調会長は、試験焼却について「補正予算に付けられた『安全性が確認されるまでは、試験焼却及び本格受け入れは行わない』との付帯決議を無視するものだ。市政そっちのけで選挙活動をする橋下氏に市民はカンカンだ」と批判する。
近畿以西で震災がれきを受け入れるのは、大阪市と北九州市だけだ。
大阪で受け入れに反対する下地真樹・阪南大准教授は「国は、狙いを付けた大阪と北九州で確実に震災がれきを焼却し、低レベルの放射性廃棄物を一般ごみと同じように処理する道を開こうとしている」と指摘し、こう話す。「アスベストなどの有害物質の問題も解消されていない。絶対に本格焼却は阻止したい」
瓦礫受入れ反対の署名お願いします!→瓦礫受入れやめて@大阪電子署名はコメントも是非書いてください。
「他人事ではありません!あなたのお住まいはガレキを焼く舞洲工場から何キロ?」→大阪府焼却施設一覧 Google マップ
- 2012/12/03(月) |
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脱原発
メルマガのご紹介です。
→★明日はついに大阪舞洲での震災がれきの試験焼却日。
下記のメルマガをコピペして明日、明後日の焼却について
知らない人に送ってください。
特に小さな子どもをもつお母さんに知らせてください。
「はちどり通信」 vol.9
(2012.11.27発行)
皆さんこんにちは。日増しに紅葉が美しくなってきました。
「はちどり通信」第9号は震災がれきの試験焼却関連を中心にお届けします。
《今号のコンテンツ》
◆ニュース・トピック◆「震災がれきの試験焼却を11月29・30日に行います」
◆被ばく対策◆
◆風向き情報◆「風向風速予測」
◆アスベストにも要注意◆「瓦礫積み替え施設でアスベスト値4倍に増加!」
◆はちどり日記(編集後記)◆柚子はエライ
■バックナンバーのご案内
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◆ニュース・トピック◆
「東日本大震災により生じた廃棄物の試験焼却を11月29・30日に行います」
http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000163892.html#sikennbi
大阪市は、東日本大震災により生じた廃棄物の試験焼却を平成24年11月29日(木)、
30日(金)の2日間(予定)で行います。
1 試験焼却日程
平成24年11月29日(木)から30日(金)
2 場所
大阪市環境局舞洲工場 大阪市此花区北港白津1‐2‐48
3 内容
東日本大震災により生じた廃棄物の試験焼却を行い、試験焼却時の放射性物質濃
度や空間線量率を測定し、測定結果を速やかに環境局のホームページに掲載します。
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◆被ばく対策◆
放射性物質は粘膜を襲うので、鼻・喉・目など外気に触れる部分はできるだけ覆うよ
うにしましょう。アスベスト対策もあるのでマスク(N95、N100)は必須です。
・雨に濡れないこと。特に降り始めの雨は注意しましょう。
・マスクをした時、口呼吸になると全く意味がないので、意識をして鼻呼吸にしましょう。
・なるべく髪の毛は束ねて帽子をかぶるようにする。
・洗濯物は部屋干し、換気はしない。
・外出着は表面がツルツルしたものを着て、外で叩いてから玄関に入り、なるべく玄
関で脱いで置いておく。靴も外で底の土を落としてから玄関に入る。
・ゴーグル(花粉対策用)をかける。
こちらのブログに、より詳しいことが書かれています。
→試験焼却開始前の準備をしましょう!(大阪おかんの会のブログより)
http://ameblo.jp/osakaokan2012/entry-11410783883.html
我が家は家庭菜園にカバーをかけ、収穫できるものはできるだけ収穫します。(じ)
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◆風向き情報◆
大阪府の風予測
http://weather.yahoo.co.jp/weather/wind/27/
風向風速予測システム ウィンドン(地図上の舞洲をクリックしてください)
http://meci.kir.jp/windon/osaka.html
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◆アスベストにも要注意◆
「瓦礫積み替え施設でアスベスト値4倍に増加!」
http://www.pref.osaka.jp/shigenjunkan/haikibutukouikishori/tumikae_shiken.html
岩手県から大阪市へ震災瓦礫が船で運ばれ、24日に積み替え作業が行われました。
積み替え施設におけるアスベスト測定が受け入れ前総繊維数0.45本/リットル だった
のが、受け入れ後総繊維数1.8本/リットルに上昇しました。
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「閾値(しきいち)」のない発がん物質、それがアスベスト」
建通ネットワーク 2011/10/14
http://www.kentsu.co.jp/feature/news/11/20111026_225.html
「日本では一般環境中のアスベスト濃度の基準値が決められていない。1リットル当た
り10本が基準とされることが多いが、これはクリソタイルのみを使用するアスベスト製
品製造工場周辺での基準値だ。決して10万分の1または100万分の1のリスクをク
リアするためのリスク評価を経た値ではない。一般環境に適用するのは適切ではない」
「アスベストは閾値(しきいち)のない発がん物質だ。広く使用されてきた結果、どこに
でもあり、誰もがいつでもばく露する恐れのある健康被害リスクであることを忘れるべ
きではない」
「私たちは『1㍑当たり10本とされた基準値を超えていないから対策は不要』と考える
べきではない。すべての人が発がん物質からのばく露を最小限にするために、合理
的なばく露防止策と低減策はすべて採り、そして実行することが求められている」
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「震災ゴミ?世田谷区・江戸川区の清掃工場排煙からアスベスト!」
http://www.tax-hoken.com/news_ai3kr0MzcK.html
震災がれきを引き受け、焼却をおこなっている世田谷区・江戸川区の清掃工場排煙
から、高濃度のアスベストが検出されました。家庭ゴミに混じっているとは考えにくい
ため、被災地から運び込まれる「震災がれき」が含むものと思われます。検出された
アスベストは排煙を処理する「バグフィルター」では除去されず、煙として排出された
もの。バグフィルターでは0.1μm以下の微細な粒子は除去できないことから、その環
境に漏れ出ているという。アスベストは中皮腫などの肺がんを誘発する「発がん性物
質」として知られています。
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■バックナンバーのご案内
これまでに配信した「はちどり通信」のバックナンバーを集めた「はちどり通信ブログ」
を始めました。
http://hachidories.blog.fc2.com/
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◆はちどり日記(編集後記)◆
試験焼却に合わせて実家の柚子を全て収穫した。果肉は絞って柚子酢にし、皮は刻
んでジャムにして、種はアルコールにつけて保湿液に。捨てるところ無しでした。(じ)
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【発行元】
関西*母と科学者の会 http://kawanishikodomo.blogspot.jp/
[プロフィール]
畑明郎先生(前環境学会会長)をはじめ、
熊本一規先生(明治学院大学教授)、
河野益近先生(京都大学大学院原子核工学科)
橋本百合香先生(小児科医)、
肥田舜太郎先生(被ばく医師)、
矢ケ﨑克馬先生(琉球大学名誉教授)など全国20名以上の専門家から賛同を受け、
大阪市や近隣各市へ汚染された震災廃棄物の焼却について反対の申し入れを行っ
てきました。これからも命を大切に考えてくださる専門家の方々と連携しながら、
子どもたちに少しでもよい環境を残せるよう母親の立場に立って活動していきたいと
考えています。
葉祥明さんの詩をお借りしてこの会を発足させた気持ちをここにお伝えいたします。
「母親というものは」 作:葉祥明
母親というものは 無欲なものです
我が子がどんなに偉くなるよりも
どんなにお金持ちになるよりも
毎日元気でいてくれることを
心の底から願います
どんな高価な贈り物より
我が子の優しいひと言で
十分すぎるほど幸せになれる
母親というものは 実に本当に無欲なものです
だから 母親を泣かすのは
この世で一番いけないことなのです
- 2012/11/28(水) |
- がれき
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脱原発