ほんまに、なんやねんコレ。
たったの360万円やん!
一体もんじゅにいくら使ってると思ってるんでしょ。
一日に維持費だけで5500万円!!!
電気も生み出さないわ、故障の修理費(炉内の落下物引き上げだけで9億円!)
はかかるわで今だかつて何の役にも立ってないやん!
なのに、再生可能エネルギーの調査費360万円の予算が通らへんとは何事!!!
これは嘉田知事イジメの何ものでもない。
あー腹立つ!
あ、今日は木下黄太さんの講演会へ行ってきます。
怖ろしいお話聞いてきます。
滋賀知事「卒原発」に議会の壁 調査費に自民反対2011年10月12日 asahi.com
「卒原発」を掲げる滋賀県の嘉田由紀子知事が9月補正予算案に盛り込んだ再生可能エネルギーの調査費360万円に対し、県議会(定数47)で過半数を占める自民党県議団(26議席)が削除を求め、調査費分を除いた自民党提出の修正案が12日の本会議で可決された。
調査費は太陽光などの再生可能エネルギー導入に向けた課題検討や先進事例調査が目的。東京電力福島第一原発事故後、国会での再生可能エネルギー特別措置法成立も踏まえ知事が提案した。予算額は自民が難色を示し当初の500万円から360万円に減額したが、自民側は5日の委員会で「太陽光発電などによる電力の買い取り価格が不確かな状況で、時期尚早だ」などと反対し、否決した。 2006年に自民県議らが推す現職を破り初当選した嘉田知事は、07年の県議選で自身を支援する地域政党「対話の会」を躍進させ、自民は過半数を確保できなかった。だが、自民側は今年4月の県議選で過半数を取り戻し、嘉田知事との対決姿勢を強めている。
嘉田知事は委員会後、修正案の審議やり直しを求める「再議」の検討を県の担当部署に指示した。知事が再議を求めれば、修正案成立に3分の2(32議席)以上の賛成が必要となるため、同案は廃案となる見通しだった。知事の再議は、県政では前例がない。
だが、調査費を盛り込んだ補正予算案を提案しても、否決されれば予算案の約33億円が執行できなくなる恐れがあるため、嘉田知事は議会閉会後、記者団に「不可解、理解できない」と調査費削除に不満を示したものの、「県民生活の混乱を避ける」と再議を断念する意向を表明した。(千種辰弥)
http://www.asahi.com/special/10005/OSK201110120029.html
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- 2011/10/14(金) |
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脱原発
太陽を手中にした男3・11の衝撃、人生って何か考え込まされた2011年7月30日 朝日新聞 オピニオン
<前略>
若宮 太陽光をはじめ自然エネルギーはコストも高いのですが。
孫 エネルギー政策は国策として50年単位くらいで考えないと。
化石燃料は今後、高騰していく。一方、例えば太陽光はハイテク技術だからコストダウンする。おそらく10年くらいで発電コストが逆転し、残り40年は自然エネルギーの方が安い時代が来る。電力の資源の9割を国外に頼る現状では自給率も上げねばならず、答えは一つだけ。そのときに
先駆者として世界への輸出国になるのかどうかが大きな分かれ道です。原発が安いというのも、実は事故の補償コストを入れる前の話です。
<中略>
若宮 いま日本製パネルは高いけど、大量発注すれば大きくコストダウンできて産業も興せる。東北再生にもつなげられませんか。
孫 その通り。全体のコストでパネルなどの部材が6割で、その7、8割が国産になるでしょう。
土木部分を含めた人件費が4割で、ほとんど日本人が働く。すると全体の9割近くは日本人が雇用され、日本の技術が使われる。コストはほとんど日本人の雇用という形で払われる<中略>
若宮 デンマークは70年代の石油危機から風力発電に力を入れてエネルギーの自給を果たし、風力発電の製造輸出で経済を興しました。日本は石油危機で原発に拍車をかけましたが、今回の危機は日本も五十年、百年の計を考えるチャンスですね。
孫 この百年くらい人間の歴史はエネルギーを求めて国家が戦争してきた。次の百年もエネルギーを求める戦争がないとも限らないほど、国家にとって重要な原動力です。その中で化石燃料の資源が徐々に枯渇していく。原子力にも大きな問題がある。すると、自然エネルギーを活用した新エネルギーに切り替わっていく。
風力とソーラーはこの20~30年、世界で毎年20~30%ほど伸び続け、ますます加速するでしょう。そんな見通しのきく産業は、ほかにあまりない。日本が何に成長の活路を求めるか。なぜ、国を挙げてそこに真っ先に参入しないのでしょう。国を挙げて原発1基をベトナムに売っていくら売り上げが立つんですか。何社がそれでもうかるんですか。 若宮 だから、孫さんは経団連から嫌がられるんでしょうね。
孫 経団連は、原発を輸出しないと国の経済が成り立たないみたいな話をするけれど、
もっと大きなそろばんをはじかないと。日本国民の将来の食の安全とか、土地の安全とか、空気の安全とか、将来もっと大きな産業になる芽を摘んでしまわないように。
孫さんのソロバンはきっと正しい。
そして大きい。
なぜなら今までの彼の業績がそれを物語り、原発が社会に対して
いかにダメージを与えているかを考えているから。
それとは逆に原発を擁護する人たちのソレは小さい。
なぜなら彼らは自分達の利益しか考えていないから。
このインタビューでスマートグリッドの話は出てこなかったけど、
孫さんのもうひとつのソロバンにはきっとその勘定もパチパチと
はじかれているんだろうな。
孫さんのこのことばを信じると、原発がなくなっても経済は停滞する
ことなく、逆に新しい産業や雇用を生む。
経産省や経団連に、わたしは騙されないよーだ!
先日の講演会
(→コチラ)の質疑応答で、メガソーラーの開発によって
農村が荒廃することを危惧し、飯田哲也さんに質問していた人がいた。
わたしも休耕田とはいえそれを使うことはいかがなものかと
思っているうちのひとりだった。
それに対して飯田さんは、
「メガソーラーがその土地に合っているかどうか、それはその土地
を一番よくわかっている地域の人が決めること。先入観をもって
相手を決めつけるのではなく、自分達で無理のないプロジェクトを
つくる。お互いが歩み寄りプラスのプロセスをつくっていかないと
現実のものになっていかない。公論を積み重ね現実のものにしていく
ことが大事。」と答えられた。
ここでわたしが感じたこと。
この質問された方や、わたしを含む日本人の多くは、今まで国や自治体が
決めたことを一方的に押し付けられ、それをただただ受け入れているだけだった。
疑問や不安を抱いても、それを議論したり検証したりする場もないままに
現在に至り、そしてそれが今の日本の姿をつくってきた。
わたし達日本人は、知らぬ間にそんな習慣を身につけてしまったんだろう。
そしてこれが今回の原発事故の原因のひとつになったのかもしれない。
あの講演会でグリーンアクションのアイリーンさんが何度も
「ディベートしましょう。」と繰り返していた。
きっとそういうことなんだろうな。
結局天に向かって唾を吐いていたのは自分自身だったのかもしれない。
そろそろ日本人も変わらないといけない時がきたのだと思う。
自分が見ている世界を変えたければ、まずは自分が変わること・・・。
なんかソロバンから脱線した内容になってしまいました。
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- 2011/07/30(土) |
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脱原発

「ワタシ祝島と同じハートの柄入りやねんて。でもちょっとムリあるやろ。」
(ハートの割れ目のところ、指でゴニョゴニョ・・・。少しだけ・・・仕込んでます。)今日は映画のご紹介。
けっこう有名なのでもうご覧になった方も多いと思います。
「ミツバチの羽音と地球の回転」来月わたしの家の近くで自主上映されるので、
涼みがてら観に行ってこようと思います。
その上映会は
コチラです。
お近くの方、いかがでしょうか。
映画の舞台は山口県瀬戸内の祝島。
以前、わたしの過去記事
「電力の地産地消」でもちょこっとご紹介しました。
以下関連ブログです。
祝島島民の会blog祝島 自然エネルギー100%プロジェクトそして、この映画の監督釜仲ひとみさんのメッセージの一部を抜粋します。
「瀬戸内海祝島では、自給自足的な暮らしが営まれ、
漁師やおばちゃんたちがきれいな海を守りたいと28年間も原発建設に反対してきた。
一方、北欧のスウェーデンでは脱石油・脱原発を決め、着実にエネルギーを
自然エネルギーへとシフトし、持続可能な社会づくりが進んでいる。
どうしたら未来のエネルギーを自分たちの手で選択し、作り出せるのか。
私たちと全く同じ普通の人々の感性と思いが国を超えて交差し、
新しいビジョンを描き出す。
未来を待たずに、今、未来を作り出す現場がここにある。
自然と共振し、エネルギーを生み出すミツバチのような人々の羽音が聞こえてくる。」
おばちゃん達の長年の反対運動の努力が少し実を結び、
先月山口県知事が建設予定地の埋め立て免許の延長を、認めない方針を表明しました。
まだまだおばちゃん達の闘いは続きそうですが、
先日「上関原発計画の中止を求める全国署名」が100万筆を超えたそうです。
わたしも近所の方々や身内にお願いし、微力ながら協力させていただきました。
まだ行ったことはないのですが、写真を見るとほんとに素朴で穏やかないい島です。
もうこれ以上この国に原発はいりません。
そしてその代わりに誰もいじめない、何も壊さない、新しいエネルギーが
生まれることを心から願います・・・。
今日はスーパーへ塩を買いに行きました。
岡山県瀬戸内の塩、沖縄の塩などなどを横目に、
結局オーストラリア産の塩を買った。
はじめて買ったオーストラリア産・・・。
あー、もうこんな生活はゴメンです。
それもこれも今まで無関心だった罰なんでしょうね。
そして罪のない子どもや生き物全てに永遠にごめんなさい・・・。
今日は明るい前向きな内容だけにしようと思ったけど、
福島の子どもの被曝や汚染の拡散、モンスター化している電力会社の
ことを考えると、やはり暗くなる・・・。
もっともっともっとわたし達が強くならなければ!
映画の感想、また書きますね。
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- 2011/07/20(水) |
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脱原発
九州旅にて(どこかは忘れた・・・)今日は、「なぜ日本では自然エネルギーが普及しないのか?」を
わかりすく書いていた記事があったので、転載します。
少し前の朝日新聞の記事なのですが、こういった内容をご存知で
ない方がおられ、話すと驚かれていたので記事として取り上げてみました。
やはり、発送電を分離し、地域独占の今の制度を変えることなしに、
自然エネルギーの普及は望めないように思います。
電力会社が送電線を独占している現状では、「再生可能エネルギー全量固定価格買取法案」
が通ったとしても、どこまでその法案の特性を生かされるのかが疑問です。
(突破口になることだけは確かですが・・・)
前にも書きましたが、東電は送電線を国に売却し、
そのお金で福島の人たちを補償すべきです。
一般の人たちの生活、漁業、農家、酪農家の人たちをこれ以上苦しめ、
自分達だけ生き残ろうとしてはいけません。
もうそろそろ国も東電をかばうのをやめてほしいものです。
福島では、震災後の自殺者が160人。
昨年の同期と比べるとその数は2割り増しだそうです・・・。
くじ運次第の風力参入2011年06月28日 朝日新聞 朝刊
市民から数十万円ずつの出資を募り、全国で風力発電施設を建ててきたNPO法人北海道グリーンファンド。理事長の鈴木亨(53)のもとには東日本大震災後、「今すぐ出資したい」という申し出が殺到する。
それなのに、鈴木の顔は浮かない。「今のところはどうしようもない」。出資を呼びかけられる事業計画がないからだ。
計画は、
電力会社が設けた「関門」を通らないと立てられない。年1回あるかどうかの「くじ引き」だ。 昨年末、東北電力の抽選会。募集枠は約26万キロワット分。ここに風力発電事業者や地元の建設会社、市民団体など約100件(計約257万キロワット分)が応募した。5件が「当選」だったという。
関係者によれば、くじ引きが導入されたのは、殺到する応募を「公正」に選ぶためだという。審査に手間をかけたくない、という事情もあるようだ。
この抽選会で、複数件を応募したある事業者はすべて外れた。環境影響評価や測量で、1億円ほどを投じていた。「それが抽選で決まるなんて産業としておかしいでしょ」と憤る。
鈴木の場合、これまでに7勝40敗ほど。函館市のNPOは10年以上の活動で、一度も「当たり」がない。代表の英語講師ピーター・ハウレット(56)は「仕組みがおかしい。条件を満たせば全部やらせるべきだ」と訴える。
くじ運が良かったとしても次の関門が待ち受ける。
当選して初めて、電力会社から電気を送電線に送るための具体的な条件が示される。予定していなかった数億円の送電線や電圧安定設備の設置を求められることも。追加の負担に耐えられず、辞退に追い込まれる事業者も少なくない。 ●「やりたくない」
日本で風車が建ち始めたのは1990年代。先行したベンチャー企業に続き、大手企業からも送電網につなげたいという要望がわき上がった。
99年の北海道電力を皮切りに7電力会社が導入量に制限をかけた上で、抽選などで事業者を間引いてきた。 「電力品質に悪影響を与えない範囲で受け入れている」と北海道電力副社長の川合克彦(59)はいう。電力は需要と供給のバランスを常に取り続ける必要がある。不安定な風力発電の電気が送電網に入ると、調整が難しい。影響を見ながら少しずつ風力に門戸を広げる、という理屈だ。
そうであれば、電力需要が多い東京、中部、関西に電気を送れないか。風がよく吹くのは、北海道や東北、九州。需要が比較的少ないこれらの地域で需給バランスを図るよりも、地域の垣根を越えれば風力を受け入れやすくならないか。
22日、官邸であったエネルギー・環境会議で配られた資料にも、こんな記述がある。「自然エネルギーの潜在量の多い東北電力と、電力需要の多い東京電力の送電網を一体で運用させれば大量導入は可能だ」。業界関係者の試算では、一体運用で東北電力の受け入れ可能量は5倍に増える。
「できないわけではない。やりたくないからしないだけだ」。ある電力会社の元幹部は言い切る。「原子力という安定した電源があるのだから、あてにならない電気を買う必要はない」 原発大国フランスでも、発電能力600万キロワット弱分の風車が立つ。日本は今年3月までに300万キロワットを目指していたが、業界団体によれば244万キロワットにとどまった。
「国境を越えて送電線がつながる欧州では、日本ほど厳しい上限を設けている例はない」。電力中央研究所・研究参事の七原俊也(56)は、そう指摘する。
●足りない送電線
秋田県は、風力発電の適地。20年以内に100万キロワット以上を導入し、風力産業を誘致しようと動き出した。だが、副知事の中野節(52)は
「送電網の能力を整備することが、自然エネルギーの導入を進める前提だ」と訴える。 「大規模・集中型」の日本の電力システムは、原発などの発電所からは太い送電線が延びるが、需要の少ない場所ほど細くなる。北海道・宗谷岬周辺では日本有数の風が吹くのに、地元で使う電気が少ないため送電線が細く、新規の風力発電を受け付けていない。
自然エネルギーを増やしたくても、そこへ送電線を延ばすかは、現実は電力会社の判断に委ねられている。「自然エネルギーのために送電線を引く経済的な動機づけは電力会社にはない」と関係者は明かす。 北海道から新潟に至る海岸線で風を拾い、首都圏に電気を届ける。そんな夢を抱く風力事業者は「高速道路のように、送電線を公共インフラとして整備できないか」と思う。
「送電線は誰のためのものか」という問いが、いま突きつけられている。=敬称略
(須藤大輔、竹中和正)
◆キーワード
<発送電分離> 「大規模・集中型」の電力システムが効率がいいとして、電力会社の地域独占が特別に認められてきた。その代わり、電気料金の設定などで政府が口出しできる仕組みが取られてきた。
しかし技術が進み、小規模でも効率よく電気を供給する方法が生まれた。そこで送電と発電の部門を分け、発電事業の新規参入を認めて競わせれば電気料金を下げられるという考え方が出てきた。ほぼすべての先進国と、中国やインドなどはすでに採用している。
欧州では、多くの国で送電会社が国有化されるなどして送電網の公共性が重視された。結果として、政府が決めた自然エネルギーの普及策が反映されやすくなった。
地域独占が認められた電力会社には、どの国でも権益が生まれがちだ。海外で発送電分離が進んだ背景には、そうした電力会社の力を弱めようという政治的な思惑があったことも指摘されている。署名お願いします!(ネット署名もできます)
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- 2011/07/10(日) |
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脱原発
ブルガリア ソフィアの市場 地産地消、自給自足・・・。
このことばを聞くと、田畑をイメージされる方は
少なくないと思う。
農産物などの物流コストやそれに関わる消費エネルギーを抑えた
環境にやさしい日本古来のシステムだ。
実は電力にもそれはあてはまる。
原発は、福島のように地元でつくった電力を遠い東京などの
都会へ、長い送電線をつかって送る。
それは農産物と同じようにコストやエネルギーもかかるし、
電力の無駄(ロス)も生む。
また農産物と電力は「生もの」という点でも似通ってる。
(電力も貯めておくことができない。)
電力発電も第一次産業と同じなのだ。
それじゃあ、これからの電力のあるべき姿は、農産物と同じ
「地産地消」「自給自足」でいいのでは?
と試行錯誤している自治体がある。
ひとつは高知県梼原(
ゆすはら)町。
風車でつくった電力を四国電力に売り、それで得た収益を
他のエネルギー財源にするという循環をつくることに努め、
風力以外では小水力発電、太陽光発電など多彩な環境政策を
町民が前面にたってやってきた。
しかも財政は県内トップの健全性と安定性を誇る。
山奥の過疎の町に、7人もの医者がいる。
町立病院の経営は黒字を続けている。
隣町で放射性廃棄物の最終処分地を誘致する動きが出たときは、
他の自治体に先駆け反対を表明した。
惜しまれつつ自ら退いた中越前知事の名刺裏には、風車の写真に
「国家の実力は地方に存する」と記されている。
国政が地方を切り捨てる時代に、地方の実力を実績を持って主張する自治体である。
(朝日新聞 6月11日be フロントランナー抜粋・要約)
もうひとつは、わたしの原発反対のきっかけとなった、山口県上関町原発建設
予定地の対岸に位置する、瀬戸内の祝島(
いわいじま)。
(この島についてはまた後日、別記事で書きたいと思う。)
現代社会は中央集権的なしくみで成り立っている。
電力も例外ではない。
福島のように地方に危険とゴミを押し付けて、都会はひたすら利便性を追求する。
中央ありきの地方なのだ。
そして地方で生み出されたお金は、電力をはじめその土地以外のものを
購入することで消費され、出ていき、一方向にしか流れない。
それを地域で自然エネルギーをつくり、使い、生み出したお金は、
その土地で回し循環させることで豊かさにつなげる。
また余った電力を野菜や魚を売るように都会に売ることもできる。
そんな小さな地域型の発電所がたくさんできれば、今回のような災害があっても
リスクは分散され強いエネルギー供給システムにもなる。
原発のように中央(都会)が弱い地方をいじめるようなシステム
(危険なものを金の力で押し付ける)ではなく、その地域の特性を
生かしたエネルギーづくりは、自らを自立させ、自然も心も豊かな
日本をつくっていけることだと確信する。
エネルギーがないとヒトは生きてはいけない。
だからエネルギーの奪い合いで戦争もおこる。
それほどわたし達にとって大きな存在なのである。
エネルギー政策は国のあり方そのものだと言っても過言ではないのだ。
わたし達は今きっと考えている以上に大きな転換の時を迎えようとしている。
だからこそ、今ひとりひとりがこの課題に正面から向かわなければ、
この国はきっと、これから先何も変わらないだろう。
参考)「世界」5月号 飯田哲也×鎌仲ひとみ対談
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- 2011/06/25(土) |
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脱原発

D「なあなあスマートグリッドって知ってる?」 J「それって、おいしいん?」
前々回の記事
(コチラ)で需要と供給のバランスについて触れました。
需要が供給を少しでも上回ると停電になること。
だから、うまく「ピークシフト」や「ピークカット」をする
ことが大事であること。
でもそれって目に見えないものなので、「今がその時!」みたいに
目に見えてわかればいいと思いません?
そしたら需給バランスがとれて停電を恐がる必要がなくなりますよね。
今東電では、
「電力の使用状況グラフ」として1時間毎の推移を
目に見えるかたちにして、ネット配信しています。
(関電でも今月下旬より実施予定と電話で聞きました)
でもこれって前年、前日のものと比較して予測するだけの超アナログな
情報配信にみえます。
そこで、本日ご紹介するのが「スマートグリッド」!!!(通販か・・・?)
実際、!!!つけるほど新しいものではなく、すでに欧米では実用化されています。
ここからは、わたしが調べたことを書いていきます。
スマートグリッドは、その幅広い用途により、その定義をひとことで言うのは難しい。
一般的には、IT(情報技術)の力で多様な供給者と需要者をリアルタイムに繋ぎ、
電力の需給を分散的に最適化する、次世代の電力網。
「需要者が供給者に協力することにより、電力の需給を最適化する」らしい・・・。
そしてスマートグリッドの導入の動機としては、アメリカ型と欧州型とがあるようだ。
<アメリカ型>
電力増加による設備投資の抑制と未整備な送電網による停電を防ぐため。
具体的には家庭にスマートメーターを設置し、電力を「見える化」する
とともに時間帯別料金を導入。
たとえば需要の多い時には料金設定を上げるなどして「ピークシフト」を促す。
つまり需要側をコントロールすることにより、設備の効率化をすすめると同時に
停電も防ぐ。
<欧州型>
エネルギーの自給自足を目指し、自然エネルギーのような不安定な電力を
有効に使えるようにするため。
そして今までのわが国日本はどうかというと、
・アメリカのような大規模停電もなく、また「総括原価方式」
(詳しくはコチラ) により設備投資を抑制する必要もなかった。
・原発推進が国策だったため、欧州のように再生可能エネルギーの開発にも
熱心ではなかった。
・日本の電力会社は地域独占で閉鎖的な特徴(原子力ムラ
→コチラ)をもっていたため、
多様な供給者と需要者を繋ぐというスマートグリッドの一番の特性を必要としなかった。
以上が日本でのスマートグリッド導入を遅らせてしまった原因だと考えられる。
しかし今後原発の順次停止とともに(強く希望)、もし「ピークシフト・カット」が
必要になればスマートグリッドの出番となり(費用は無視してます)、
その後再生可能エネルギーが本格化すればその本領が発揮されるに違いない。
さらに自立分散・開放型のスマートグリッドの個性をより尊重するなら、
日本でも「電力の自由化」「発送電分離」が必須条件となるだろう。
参考URL:
北欧から考えるスマートグリッド 自然エネルギー大国の必須条件 今こそ日本にスマートグリッドをあー、書いてて楽しくなってきた。
早く自分の生き方に合わせた、未来に残せる電力を
選べる時代がくるといいのになー。
いやいや未来は自分がつくるのだ!
そうそう、やっぱりわたしはバカでした。
スマートグリッドはIT産業。
ソフトバンク孫さんの得意とする分野なのでした。
(孫さんの過去記事はコチラ)さすが先を見る目が違う、と今日気づいたわたしはかなりの凡人。
孫さんの頭には未来の図とそろばんが同等に存在してるんでしょうね。
それにしても彼の行動は早かったなー。
今さらながら脱帽!
*今日のオマケ
→★ 福島の子どもたちを守るための緊急署名をお願いします。
避難・疎開の促進と法定1ミリシーベルトの順守を!! →詳細はコチラ「脱原発勉強会 大阪能勢」に参加しませんか?→詳細はコチラ
- 2011/06/16(木) |
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脱原発

23日の参議院行政委員会で、ソフトバンクの孫さんも
参考人として出席されていた。
どんな話をされるのかとワクワクしていたら、
「電田プロジェクト」なるものを計画という。
どんなプロジェクトかというと、休耕田や耕作放棄地に
太陽光パネルを敷き詰めて発電するという。
えっ?
なんかちゃう・・・。
なんか違和感・・・。
日本の食糧自給率40%と低いのに、休耕地とはいえ
それを使うのはどうなんやろ・・・?
あくまでも自然エネルギーのひとつの選択肢として考えて
無茶なことはしないでいただきたいものです。
その翌日テレビをつけたら孫さんが映ってた。
意外と早い登場やったなー。
政府も自然エネルギーへの意欲をみせているから当然の流れかな。
でも依然として小出先生は大手マスメディアには登場しない。
先生の講演会はどこもいっぱいで入れないぐらいなのに・・・。
それだけ政府にとっては彼は大きな存在なのかもしれない。
そして孫さんへ
ガンジーの7つの大罪「道徳なき商業」を肝に銘じて
自然エネルギー事業を軌道にのせていって下さい。
へんなことしたら携帯電話解約するからね。
それと「電田プロジェクト」のネーミングもちょっとダサイ・・・。
福島の子ども「20ミリシーベルト」基準の即時撤回を求める署名にご協力お願いします!
(第二段) 前回署名された方も是非!
詳細はコチラ
- 2011/05/28(土) |
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脱原発
ドイツ緑の党、初の州首相 福島原発事故後、支持を拡大 2011年5月12日23時35分 アサヒ.コム
ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州で12日、緑の党と社会民主党(SPD)の連立政権が成立し、緑の党のウィンフリート・クレッチュマン氏(62)が州首相に就任した。同党からの州首相選出は1980年の党創設以来初めて。
福島第一原発事故を受け、原発政策が最大のテーマとなった3月の州議会選挙で、緑の党は得票を前回選挙から倍増させ、第2党へ躍進。第3党のSPDと連立を組んだ。同州ではこれまで半世紀以上にわたり、メルケル首相の政権与党・キリスト教民主同盟が政権を担ってきた。
両党は連立合意文書で「バーデン・ビュルテンベルクを今後のエネルギー供給のモデル州にする」として、州内の古い原発2基の廃炉や2020年までの再生可能エネルギー中心の電力供給をうたった。また、「州民は新しい政治と新しい政治スタイルを選んだ」として、住民投票の積極的な導入などを盛り込んだ。 公共放送ZDFの全国世論調査(6日)では、緑の党の州首相誕生に56%が賛成し、63%が新政権に期待していると答えた。(ベルリン=松井健)
ドイツでは福島原発事故後、「脱原発」のデモで25万人が集まった。
一方事故をおこした当本人である日本では東京で1万5千人、大阪では3500人と
最近になってようやくその数も増えてきたがまだまだ小規模である。
その緑の党、結成は30年前。当時から掲げていたテーマ「脱原発」は、30年前では
「現実離れ」「たわごと」と言われていたそうだ。
その党が今や選挙で多数派を形成するようになった。
信頼性と誠実さを重視する政治スタイルが躍進の理由だと党首は述べている。
確か1ヶ月ぐらい前の朝日新聞の調査では、脱原発を望む人数の割合は41%で
推進派のそれを下回っていた。
事故がおこる以前はもっと差がついていたようだ。
2ヶ月が経った今は一体どうなんやろ。
デモの人数みてもわかるように、わたしの住む大阪の人達はまだまだ
関心が低いように思える。
自分たちには関係ないと思ってるのかなー。
いやいや今はそんな人はいないと信じたい。
ドイツでは結局世論が政治を動かした。
小さな声も集まって大きくなればきっとオカミに届くはず。
そして緑つながりということで写真のミントたち、今年も元気に
雑草と仲良く芽をだしてくれた。
毎年暑くなるとこのミントでミントティーを楽しむわたし。
今年も楽しみにしていた。でもでも・・・。
一昨日神奈川でとれた茶葉に基準値以上の放射性物質セシウムが検出された。
福島と神奈川は290キロも離れている。
しかしチェルノブイリと日本は8000キロも離れていたが、
日本でも残念ながらそれは確認されていた。
今回のことも当然といえば当然の話である。
とは言え、わたしの愛すべきミントにもそれが付着していることを思うとつらい。
不精なわたしが唯一育てて楽しみにしているもの。
放射性物質の存在をあらためて身近に感じてしまった。
チェルノブイリの事故で汚染された野菜は洗えば少しは放射性物質は取れたという。
しかしそれを洗った水はやがて海へ流れ、魚に取り込まれそしてまたわたし達の
もとに返ってくる。
一度外に出た放射性物質は、結局どんなことをしても消えることはないのだ。
まさに「因果応報」「天に向かって唾を吐く」なのである。
しかし巻き添えをくった魚、牛、ペットなどヒト以外の命のあるもの達には
「ごめんなさい」と頭をさげよう。
「もう二度とこんな過ちはおかしません」と固く誓おう。
福島の子ども「20ミリシーベルト」基準の即時撤回を求める署名にご協力お願いします!
(第二段) 前回署名された方も是非!
詳細はコチラ
- 2011/05/13(金) |
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脱原発
昨日ご紹介した孫さんの動画
コチラいやー感動した!!!
観てない方のために再度しつこく投稿。
実は孫さんが自然エネルギー財団を設立するという話は10日前ぐらいにネットで知った。
わたしにとっては震災後一番嬉しいビッグニュースだった。
翌日の新聞やテレビの報道を朝から心待ちにしてたのだが、
新聞もテレビも報道しない。
えっっ、なんでぇー。
なんでなん???
こんなビッグニュース。
そこで考えた。
そうかーこれは政府や電力会社には都合の悪いニュースなんやー。
テレビを含むマスメディアにとっては電力会社は大きなお得意さんやから、
お得意さんが困る話題は出されへんってわけやー。
震災後テレビの報道はあまり信用してなかったが、
これでわたしの考えは確信にかわった。
「マスメディアは自分たちに都合のいいことしか報道しない」これからの孫さんの動向も残念ながらテレビでは知ることができないだろう。
今後もネットでチェックしていきたいと思う。
会見の話は、様々な自然エネルギーの可能性、自然エネルギーで東北の方の雇用を増やすなどなど
実現可能な明るい未来の話だった。
なんなら事務員か掃除のおばちゃんでもいいからわたしもそれに関わりたいと思ったぐらい楽しそう。
わたしの妹は孫さんが命狙われるかもしれないんやったら、SPになろやと言っていた。
SP・・・わたしは遠慮しとく。
最後に今小学校で流行ってるそうです。
「保安員全員安保」。さて今日のわたしのお口はいい子だったでしょうか・・・?
- 2011/04/29(金) |
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脱原発

ソフトバンクの孫正義さんが、自前の10億円で自然エネルギー財団を設立した。
かっちょいー、おっとこまえ、孫さん。
自然エネルギーが軌道に乗れば日本の主力商品として海外に売り込むこともできて、
日本もほかの国も地球全体がHAPPYになるに違いない。当然原発も淘汰。わーい。
孫さん、今回のフクシマ原発事故で名前の通り正義感がむくむくと湧いてきたそうだ。
「生まれてきた使命を果たす」・・・
宮沢賢治さんの「個性の優れた方面に於て、各々止むなき表現をなせ」でいうと、
孫さんは世界の幸せを、実業家という自分の個性を使って実現させるわけやねー。
そしたら一般人のわたしは一体何すりゃいいんやろ?
優れた方面っていっても、取り立てて人に自慢できるもんないし・・・。
人生の折り返し地点からすでにだいぶ走ってるのに、わからんとは情けないな。
孫さんが表明したその動画を観て、大阪府の橋下徹知事がビーンときたそうな。
孫さんの会見と動画はコチラ(実業家である人ならではのコスト面での発言など必見です。)
「今後関西は、原発の新設を止めて代替エネルギーを導入していきたい」
えーほんま?
それやったら嬉しいけど。
でもそれを受けて福井知事「聞いてない」・・・。
どうなってんの?
またまた目立ちたがりで思いつき派でいちびりな徹ちゃん出現?
政治家たる者がそんな軽い感じでええんかいな。
福井知事ええ感じせえへんと思うわ。
そんなんやったら上手くいく事もいかんようになるやん。
しっかり頼みます。
それとネオンはやめへんって言ってるけどちょっとは減らしてもええと思います。
グリコもカニも日替わりで動かしたらええと思います。
それと孫さんの会見で間違っていることがひとつ。
原子力発電はけっして効率の良い発電ではありません。
発電の際3分の2のエネルギーを海に捨ててる上に海を温めています。
そんでもって長い送電線で遠くの都会へ電力を送っています。
孫さんももっと勉強してね。
さて今日のわたしのお口はいい子だったでしょうか・・・。
- 2011/04/28(木) |
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脱原発