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   おくちは災いのモト

Out of the mouth comes evil.

放射能汚染の現実を超えて

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「やっぱりビールも小出も生がいい!」はい、wさん戴きました。


今日はちょっと眠い。
久しぶりに帰宅が0時を過ぎた。
どこへ行ってきたのかと言いますと・・・
「生小出」を見に聞きに行ってまいりました。

先生、カッコ良かったわー。
身長も180センチ位あるらしく、何と言っても脚がスラリと長い。
生笑顔も抜群に素敵でした。
講演後、先生の本にサインをして頂き、
「先生の本で一番初めに読んだ本です。コレが一番好きです。」
と言ったら、最高の笑顔で「ありがとうございます。」と答えて下さいました。
ハグしてもらった人もいて、羨ましく妬ましくその自慢話を聞かせてもらいました。
握手だけでもと思い、していただいたのですが人間の欲は深いもの、
次はわたしも絶対ハグしてもらおう。

さて、肝心要の講演会の内容ですが・・・
あっ!ちょっとした興奮で書き忘れてましたが、わたしは昨日小出裕章さんの講演会
「続・原発 安全神話 溶融」に出掛けました。

1部は今までの講演の感じで、そして2部はちょっと趣向を変えあるテーマに沿った
討論会形式というスタイルだった。
そのテーマというのが、「汚染食品のR指定」について。
(*全ての食品を放射能検査し、その食品をその汚染度合いに分けて、例えば
60歳以下は食べてはいけないとする60禁をつくる。50禁や40禁や10禁もある。)
このR指定には広瀬隆さんや一般の人たちの間でも、その提案に対する是非が分かれ
ていて、わたしは今日の朝までは、その提案に反対派でした。

反対の理由は、国民がその汚染された食物を流通させ食べることによって、
その根本原因をつくった東電やそれにまつわる人たちの責任を回避させると思ったから。

それに対して先生は、「1次産業に携わる人たちを補償しようと思ったら、東電を何回
倒産させても補償しきれない、政府も同じこと。だからそのお金を全ての食品の放射能検査
に使い、東電は潰しその人たちの生活を守るべきだ。」と言われた。

反対意見は多く、先生と討論対決した勇気ある東京から来られた森さんや、
会場の質問者は怯まず先生にいろんな意見をぶつけた。

「汚染された食品を流通させることは、産地偽装にもつながり結局は子どもを被曝
させることになる。」
「汚染された食品を引き受けることで、原発を生み出した国民の反省をそこで終わらせ、
原発に反対する気持ちを下げてしまうことになる。」
「食品を汚染度合いによって仕分けることで、金持ちはより安全な物を、貧乏人は危険な物を
食べるような差別を生むことになってしまう。」

わたしは上に書いたこれらの反対意見の中で、とりわけ最後の意見が気になった。
確かに汚染度を明確にしなければ、金持ちも貧乏人もみんな平等に汚染された物を食べて、
差別を生みにくくする。
でもそこには絶対に被曝させてはいけない、罪のない子どもも存在するわけだ。
そこに大きなジレンマ、矛盾ができる。

それに対しての先生のことばが昨日一番印象的だった。
「今の社会には矛盾がある。汚染度合いを知らせないまま、わからないまま、とにかく
それを食べるということに私は与したくないのです。事実がこうあるということを知って、
どういう矛盾があるのか、どういう酷い現実なのかを知ることしか、現実を乗り越える
ことができないから私はあえて提案するのです。」


昨日、このことばの強さを深く噛みしめることができず、帰宅して眠った。
朝起きると同時になぜかこのことばを思い出し、そしてそれはわたしを目覚めさせた。

今、日本には311以降、原発を通して社会を見つめなおす人たちがいる。
そんな原発や放射能の怖さ、無益さに「気づいた人」もいれば、
311以前と世界は変わらないと思い生きている「変わらない人」もいる。
何故なんだろう?
原発事故は怖ろしいものだと知っても、放射能は目に見えない、五感に感じない。
見えない、感じないから怖くない、だから311以降日本中が汚染されてしまっている
ことも実感がない。

じゃあ、放射能を「見える」「感じる」ようにするには?
それは物を測定し放射能を数値で表わすこと。
放射能を「見える化」することで、わたし達は今どんな世界に生きているのか
実感することができる。
そして、金持ちはより安全な物を買い、貧乏人はより汚染された物を押し付けられる
という、「差別社会」の存在を体験として実感することだろう。
それが先生の言う「酷い現実を知り、それを知ることでしか現実を乗り越えられない」
という意味なのかもしれない。
マスコミによる歪められた現実ではなく、体験としての現実を知ってようやく本当に原発、
核の怖さがわかるのかもしれない。
そんな試練を与えられ、乗り越えていき、心の底から全ての人が「原発は要らない」と
思わないと、次のステージには進めないのかもな・・・

昨日わたしが先生にサインしていただいた本のタイトルは
「放射能汚染の現実を超えて」。
わたしは、わかっているようでまだまだ何もわかっていなかったのかもしれない。
先生の思いと共に、その本をもう一度読んでみようと思った。


*今日のオマケ
またまた目頭が熱くなり涙腺ゆるむ
→若者たちのハンスト



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  1. 2011/09/14(水) |
  2. 原発
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  5. 脱原発

子どもの敵は?

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「今卵温めてますねん。」 この鳩、夫?妻?どっちか不明。


先週、わたしの妹家の紅葉の木に鳩がせっせと巣作りをしだしたらしい。
そして2羽の鳩が仲良くいちゃついてると思ったら、ある日突然卵を生んでいた。
(妹とその娘は張り込んでいたものの、鳩の交尾を目撃できず残念そうだった)
その紅葉の木は家族の者がよく通る所に立っている。
わたしが卵を温めている鳩をカメラに収めようと近づくが、
慌てる様子もなくじっと一点を見つめたまま動く気配すらない。

なんでよりにもよってこんな人のよく通る所に・・・と思ったのだが、
さすが2人の子ども(わたしと妹ですが)を生んだ母、
「カラスに卵狙われないように」と即答。
なるほどなー、この母鳩は人間がカラスを追い払ってくれることを知ってるのだ。
鳩にとって、カラスは敵であるが人間は敵ではないのだ。
そうよ、そうよ。
鳩の卵は普通食べないから安心して卵温めていいよ。
そしてこの鳩たち、どこからともなく一羽が現れて、時々妻と夫が温め作業を
交代するらしい。
愛やわー。
愛を感じるわー。

妹家族は雛が生まれるのを楽しみに待っている。
でもこの鳩たちが、数ある木からこの家の木を選んだのは何故なんだろう?
頭の悪そうな、人相のいかついブルテリアのブッチが庭をウロウロしてるのに・・・
あっ!そうか!
このブッチの存在も彼らにとってはカラスを撃退してくれるプラス要因だったのかも。
よくリサーチしてるわ。
賢いわー。

命を生み、育むということは本来知恵のいること。
人間は、というより日本人はそんなことをちょっと忘れているのかもしれない。
眠っている本能を呼び覚まし、母よ父よ、子どもを守るのだよ!
今現在我が子にとって、カラスのような存在が何なのか?よく考えるのだよ!

ところで、わたしの父の考えは母のとはちょっと違う。
鳩がこの木を選んだのは・・・・

「木の精が鳩を呼び寄せた」・・・らしい。

メルヘン・・・。


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  1. 2011/09/12(月) |
  2. 自然
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  5. 脱原発

出動して~!

昨日の河野太郎氏ブログ。
見せしめも揚げ足取りももうたくさんです。




無念の経産相、辞任
2011年09月11日 00:33

鉢呂経産相が辞任した。

一連の発言が失言であることは否定しない。アホといわれても仕方ない。

しかし、残念だ。

鉢呂経産相は、野田総理の原子炉の新規立地はしない、耐用年数が来たものは確実に廃炉にするとの方針を着実に進めようとしていたし、それを実現するためのかなり大胆な人事を考えていた。

経産省内外の抜擢すべき人物の発掘を多方面に依頼していたし、ガンとよばれる幹部の異動も考えていたふしがある。

個人的にはかなり期待していただけに残念だ。

失言にはきちんと陳謝し、撤回する等の対応が必要だが、失言でやめさせるのではなく、誤った政策でやめさせるべきだ。失言した分を取り返すために死にものぐるいで働いて、正しい、推進するべき政策を進めるほうがプラスが大きい。

今回は、不思議なことに与党幹部からも後ろから鉄砲で撃つ発言があった。

なにか裏があったのだろうか。

東京新聞特報部、テレビ朝日の玉川さん、自由報道協会、正義を守るために出動せよ

この国をどうするのか、政策議論をしようではないか。政治家が揚げ足取りばかりしていてどうするんだ。

http://www.taro.org/2011/09/post-1083.php





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  1. 2011/09/12(月) |
  2. 原発
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  5. 脱原発

バターナッツと遊んでみた

IMG_2842_convert_20110910113246.jpg
「顔描かれてしまいましてん・・・」


この写真の物体はなーんだ?
答えは、「バターナッツ」という野菜です。
カボチャらしい。
昨日書いた露天で、パプリカや万願寺と一緒に買いました。
もちろん顔なんか描いてません。
お店の方が「食べるまで顔描いて飾っとけばいい」とアドバイス
してくださったので、その通りにしました。
この顔のモデルは、彼をご存知の方ならすぐおわかり頂けると思います。

アドバイスはもちろん落書きだけでなく、食べ方も教えていただきました。
とてもコクがあるのでスープがいいということでしたが、
帰ってからネット検索すると、スープ以上に魅惑的なレシピが載って
いたので、今回はそれを採用することになりそうです。

それまではしばらくはキッチンに飾り、どこから切るか
どのタイミングで切るか、にらみつけながら考えたいと思います。
(注:決してワラ人形のように使ってはいけません。)
ちなみにわたしは、お菓子の「ひよこ」や「鯛焼き」はお尻から派です。
調理したらまたお味をご報告いたします。

鉢呂さん辞めさせられましたね。
原発守りたい人のパワーと団結力に驚かされます。
やっぱり国民投票しかないんかな・・・。



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  1. 2011/09/11(日) |
  2. 食べること
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  5. 脱原発

パプリカ→ハンバーグ→原発→わたし

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今日のタイトルは連想ゲーム?

色とりどりの小さなパプリカを買った。
図書館へ行く道の畑の、週に2日だけの小さな露天の直売所で。
スーパーで野菜を買うのは、産地表示を疑ってるわたしには
ある意味賭けのようなものなので、なるべくこういう所で買う
ようにしている。
お店の人は(畑の奥さん)が、「肉詰めにしても可愛いよ」と教えて
くれたのだが、なんだかチマチマしてて邪魔くさそう。
それにオッサンとオバハンふたりの我が家には、あまりにもプリティ
すぎてなんだか想像しただけでも気恥ずかしい。
なので丸ごと魚焼きグリルで焼いて、種を出して(結構これが面倒だった)、
ナスや万願寺も一緒に焼いてマリネして、自家製バジルを散らして
出来上がりとした。
予想通り冷えたワインに合って美味でございました。

IMG_2832_convert_20110909162904.jpg

食べることは毎日のことなので、その食材を選ぶわたし達女性は(男性もいるな)
こんな世の中になってしまって本当に苦労する。
自分で育てられたらいいのだけど、なかなかそれも現実的に難しい。
しかも加工食品ともなればなおさらだ。(最近ちくわ食べてないな・・・)

こんなブログ記事を見つけた。
→「放射性セシウム検査済」表示をめぐる対話、再認識できたこと

加工品のハンバーグに放射能検査済みのシールを貼ったメーカーがいるそうだ。
そしてそのメーカーに電話していろいろと聞いてみたそう。
加工品には基準値がない、保健所からの指示もなく全て自主判断で検査して、
加工する前にクロと出たものは使用しない。
そしてそのメーカーさんはこう言ったそう。
「でも、これは大手さんだと出来ないんです。小さな会社だからこそ出来るんです。」

すごいなー。
こんなメーカーもあるんやなー。
そう言えば、城南信用金庫さんも似たようなこと言ってたな。
そしてこのブログの筆者さんは最後にこう書いている。

「会社のネームバリューが安心感を与えることではなくなったということ。
 消費者の立場で取捨選択をしなければならないこと。
 それが、社会を変えることにきっとつながるということ。」

そうだそうだ。
その通り!
最近大手新聞社から東京新聞に変えた人が多いらしい。
そんなわたし達のひとつひとつの行動が、きっと社会を変えていくのだ。
裏返せば、原発も経済を優先したわたし達がつくってしまったもの。
だからわたし達が変わればきっとソレも不要なものと気づくはず。

わたしを含む「脱原発」の人たちが挑むべき相手は、政治家やムラの人以上に
国民それぞれの意識なのかもしれない。
やっぱり小出さんが言う「ひとりひとり」ということに行き着くのですね。

あの日から明日で半年が経つ。
この半年でわたしが向き合ってきたものは、原発事故ではなく
わたし自身だったのかもしれない。
原発の存在を通してわたし自身の生き方に向き合った時間だった。
このブログも、わたしが知ったことを多くの人と共有したくて始めたのだが、
考えてみればわたしの生き方に対する確認作業だったのかもしれないな。

多くのことを学ばせてもらった半年間でした。



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  1. 2011/09/10(土) |
  2. 原発
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  5. 脱原発

農林水産省 諸外国・地域の規制措置

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「海に行ったけど、砂浜走るだけで十分楽しかったわ!」


夏休みも終わりましたが、今年も変わりなく海水浴に行った
子ども達も多くいたことと思います。
実際わたしも南紀白浜の海水浴場を見ましたが、
たくさんの子ども達が楽しそうに泳いでいました。
あー、情報を得ようとしない親ってなんて罪なんだろう・・・。

昨日、東京電力福島第一原子力発電所から海へ放出された放射能の総量は、
3月21日~4月30日で1.5京(けい)ベクレル(京は兆の1万倍)を
超えるとの試算を、日本原子力研究開発機構などがまとめました。
これは当初東電が発表した数値のなんと3倍にあたるようです。
→1万5000兆ベクレルが海に流出 東電発表(4700兆ベクレル)の約3倍

遠く離れたロシアでも今年の海水浴客は減っているというのに、
子どもに海水浴はさせるは、海の物は食べさせるはで、
(ある料理ブログ見たら、子どもに神奈川県産のアサリを食わせてた!)
わたしには彼らの頭の中が理解できない。
海へ故意に汚染水を垂れ流したテレビの映像を忘れてしまったのか???

こんなふうに後から後からいろんなことがわかる(発表される)今は、
子どもをもつ親は、神経質だと思われるぐらいで結局ちょうどいいのだと思います。
また事故直後すぐ、アメリカやその他の国では、日本に住む自国の人たちへ
80キロ圏外への避難勧告や帰国命令が出されました。
結局今となっては彼らの行動のほうが正しく、今後も日本政府の情報を鵜呑みにするよりも
彼らの動きを見ているほうが自衛できそうです。

農林水産省がホームページで、各国の検査・規制の強化に関する情報を掲載しています。
各国が輸入停止や輸入制限している食品や都道府県が掲載されていますが、
あの安全面において寛容な(?)中国でさえ10都県の輸入を停止しています。
→「諸外国・地域の規制措置」
→農林水産省HP

日本の情報が曖昧で、あの高い暫定基準(いつまで暫定やねん!)
が設定されている間は、用心しながら諸外国の動きから目を離さず
それを参考にされるほうが賢明ではないでしょうか。



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  1. 2011/09/09(金) |
  2. 放射能
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  5. 脱原発

未来はひとりひとりの足元から

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「さっぱりと綺麗にしてもらいましたわー。
 気持ちいいですわー。」


台風12号は紀伊半島に大きな爪痕を残し大惨事を招いたが、
ここ大阪はその後、毎日秋の気配を感じさせる日が続いている。
昨日も今日も洗濯日和。
気持ちいい。
そして今日は朝の散歩でいい物を拾った。
それは、上の写真のアウトドア用のイス。
どこも悪くないのに、他のアウトドアとか室内運動器具とかと一緒に
捨てられていた。
今我が家にあるそんな類の3つのイスは、1つは中古屋から、
残り2つはやはり拾ったものだ。
今日は仲間入りしたソイツを綺麗に洗ってあげて日光浴させてあげた。
まだまだ使えるのにもったいないというか、可愛そうとういうか・・・。
物にだって命はあると思うのです。

我が家はそんな拾い物や貰い物、リサイクルな物で構成されています。
おっとイヌもそうだわ。
だけどこれから拾い物にも注意しないといけないな。
どっから来たのかわからない物は放射能の心配もしないといけない。
やっぱり線量計は必要です。

先日の朝日新聞のbeに束 芋さんという美術家の人の記事が載っていた。
井の中の蛙の発想から生まれた作品の紹介で彼女は、
「井の中の蛙は、私自身なんです。<中略>蛙は大海を知らないかも知れませんが、
 どんどん足元を掘っていくと、海の底の地層と同じ地層が現れるのだと思う。
 それぞれが足元を掘れば、共有できるものがあるはずで、それが人間の根源的な
 ものなんじゃないかと・・・。」と語られていた。

原発問題は、入り口は違ってもみんなそこにたどり着くという。
環境問題、貧困問題、差別問題、医療問題など原発に関心をもつけっかけはそれぞれ違う。
わたしは、この震災がきっかけで原発のことを勉強するようになった新参者だが、
考えれば3.11以前にもう少し思慮深く人生を歩んでいれば、もっと早く原発問題に
疑問をもてたのになと、反省する。

束 芋さんが言うように、それぞれが自分が生きているその場の足元を掘り下げることで、
原発を含め、今の日本が抱えてる問題を共有し、繋がっていけるんじゃないかなと思います。

一昨日の小出さん(彼はこのインタビューでもはっきり先生はやめてと言ってた)の
インタビューで彼は、
「ほとんどの人というのは、社会の大きな流れの中、国が決めた路線、
 或いはそれに乗って大企業の流れ、雇用も含めてそういう中でがんじがらめにされながら、
 大きな流れを止められずに来たんだと思うんですけれども、 やはり一人一人の人が、
「本当にこれでいいのか?」
「自分の生きたい生き方は何なのか?」
 ということを考えてもらって、1人1人が自分のやりたいこと、
 信じたことをやるということになれば、 きっと私は原子力なんて簡単に
 止まるんだろうなとずっと前から思ってきましたし、 そうしてほしいと思います。」
と話されていた。

みんなが自分の足元を見つめしっかりと立ち、たまにその場を掘り下げ、
自分が自分らしくあるために各々がすべきことを考えるようになれば、
日本の未来はまだまだ変えられるのだと思います。

そんな思いをもつ、ひとりの男性が立ち上がりました。
上関原発を長年反対してきた山戸貞夫さんが、上関町の町長選挙に立候補されました。
こちらのブログ「ぺんぎんの台所から」に詳しく書かれています。
是非ご覧ください!
こちらの記事にも書かれているように、こうやって原発建設を反対してくれている方達
がいるからこそ、わたし達の生活も今まで穏便に成り立ってきたのだと思います。
今度はわたし達が彼らを応援し、心をひとつにしなければいけない時なのだと思います。

さて、そろそろイス乾いたかな・・・。
今度はわたしが大切にしてあげるからね!
(と言ってもお尻で踏みつけるんだけど・・・)



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  1. 2011/09/08(木) |
  2. 原発
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  5. 脱原発

食品の放射能除去

実りの秋を迎えてあらためて食品の扱いを見直したい。
お米は精米し、さらに研ぐことで放射能の除去率は高まる。
野菜も水洗いやあく抜き、酢漬けなどにすることで
除去率の高まるものもある。
今まで通りにすれば良いものもあるが、知っていると
知らないとでは大違い。

今日、通ってるジムで遠くのほうから聞こえてきた会話・・・
「ねえねえ、玄米ご飯って圧力鍋で炊いたらいいの?」

今度この人に会ったら教えてあげないといけないな。
健康のためにジムに通って運動してるのに、放射能食べてたら元も子もない。
でもこんな人に放射能なんて言ったらビックリされるのかな・・・。



「食欲の秋」食品の放射能除去って…
2011年9月3日 中日新聞


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 新米の放射性セシウム検査が各地で始まっている。一つの食品に含まれる放射性物質は暫定規制値を下回っていても、さまざまな食品から少しずつ摂取することに不安を抱える人は多い。「食欲の秋」を迎え、家庭の台所でできる食品の放射能除去について考えた。 (白井康彦)

 福島第一原発事故の影響で、暫定規制値を上回る放射性物質を含む野菜や茶などが相次いで出荷停止となった。ところが七月、放射性セシウムに汚染された牛肉が市場に出回っていたことが判明。小さい子どもを抱える母親らの間では、食品の放射能汚染への不安が広がっている。

 こうした中、注目を集めているのが、財団法人原子力環境整備センター(現在の公益財団法人原子力環境整備促進・資金管理センター)が一九九四年にまとめた研究報告「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」だ。同センターは放射性廃棄物の調査研究などに取り組む原子力推進団体。報告はHPにも掲載されている。


 反原発の市民運動家として知られるNPO「食政策センタービジョン21」代表の安田節子さんは、報告について「八六年のソ連・チェルノブイリの原発事故後に起きた食品の放射能汚染の実態に基づいた研究で、内容は確か」と評価する。報告は分かりやすい。コメの場合は、(1)もみ殻を取る(2)精米する(3)白米をとぐという過程で、ストロンチウムが90~97・5%は除去できるという。

 キュウリやナスは、水洗いでストロンチウムが50~60%減り、ホウレンソウは煮沸であく抜きをし、「おひたし」にするとセシウムが50~80%除ける。魚のカワマスは煮魚にすると、セシウムが半分になる。

 安田さんは「放射性物質は内臓にたまりやすいので、汚染されている疑いがある魚は、サンマなどでも内臓を取ってから食べた方がいい」と説明する。

 報告は、放射性ストロンチウムにも着目しているのが特徴。国内では、政府機関などによるさまざまな地点の測定でこれまで、セシウムに比べ、ストロンチウムの検出量がかなり少なかったことを背景に、原発事故後も、ストロンチウムについての食品検査はあまり実施されていない。

 ただ、放射性ストロンチウムは、骨に入り込みやすい特性がある危険な物質だ。岐阜環境医学研究所(岐阜市)所長で放射性物質に詳しい松井英介さんは「食品についてのストロンチウム検査をもっと多く実施するべきだ」と指摘する。

◆「汚染」食品 小さい子ども、摂取は避けて
 放射性物質を含む食品を食べると、体内で粒子が周囲の細胞に放射線を浴びせる。この内部被ばくで将来、がんにかかる危険性が高まる。水洗いや煮沸などで、かなりの放射性物質を除去できるという報告は、放射性物質をわずかでも含む食品を食べるときの安心感につながる。

 ただ、安田さんと松井さんは、放射性物質に汚染された食品を食べるのはできる限り避けるべきだとの考え。特に、小さい子どもについての危険性を強調している。

 松井さんは「政府は内部被ばくの問題を軽く見すぎだ。原発事故による内部被ばくが広がらないよう、抜本的な対策が必要」と訴えている

http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2011090302000097.html


上記の「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」
をまとめてくださっているブログは、
→コチラ(いつも助かってます!)



  1. 2011/09/06(火) |
  2. 放射能
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  5. 脱原発

夏の終わりのBadとGood

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今年の夏はなんだか短い。セミの一生も短いな・・・


Bad・・・。
Nの水筒につける部品をひとつつけ忘れ、彼のカバンの中は
びちょびちょ。
ごめんなさい・・・。
i・padは無事だったようだ。
安全確認は大事・・・。

Good・・・。
昨日イヌの散歩にいつもの公園に出かけたら、公園脇の
喫茶店のマスターが、桜の木に向かって何やら手を伸ばしている。
何をしているのかと聞くと、
「セミが道の真ん中にいて、動けないから木にとまらせてあげてん。
 車に轢かれたらかわいそうやから・・・。」
この公園の大きな池には、たくさんのカメもいる。
カメも時々ふらふらと道路の方へ歩いて行くのを見かける。(産卵のため?)
そしたら誰かがそんなカメを必ず方向転換させてあげる。
命には変わりないもんな。

昨日は一日雨が降ったりやんだり。
ちょっと肌寒く、晩酌のビールというよりヌル燗や熱燗が欲しくなった。
東北の日本酒美味しいのにな・・・。
やっぱり食品にはベクレル表示してほしい。

お米と言えば、牛丼の「すき家」が独自で新米検査をするようだ。
国の基準に消費者の不信感が強いため、自然状態より少しでも高い放射線が
検出されれば店には出さない方針らしい。
すき家の母体ゼンショーは、年間数万トンの米を扱うらしいが、
この米全部ほんまに検査できるんやろか。

疑い深いわーわたし。
でも疑うことは大事です。

結局表示してもそれを信じないと同じってこと・・・?




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  1. 2011/09/06(火) |
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  5. 脱原発

手づくりバックドアテント

IMG_2768_convert_20110904131739.jpg
「みんな一緒ならどこに行っても楽しいねん!」 そう言ってるハズ・・・。


セミの声も小さくなり、そのかわりに秋の虫(コオロギかな?)の声が
大きく聞こえるようになりました。

我が家では、毎年夏休みを9月の連休に合わせてとり、旅に出かけます。
今までは海外が多かったのですが、うちのイヌが高齢(12歳と9歳)になり、
実家に預けるのも可愛そうに思い、最近は国内旅が多くなってきました。
その9月に突入し、去年のようにフェリーで20時間かけて北海道へ!とも
考えたのですが、イヌの1年は大きくて高齢の身では長旅もやはり可愛そうで、
まだどこへ行くとも決まらずに思案中でございます。

東北があんなことにならなければ、たくさんいい温泉もあるし食べ物も
美味しいし、山歩きだってしたかった・・・。
関東方面もあまり行ったことないし、行きたかった・・・。
残念だけど、今現在国内をどこか旅するとしたら、北海道を除いたらもう
西日本しかない。
九州は5月に行ったとこだしなー。
こう考えると小さい日本がより小さくなってしまった。
もし、またどこかであんな事故がおこってしまうと、日本はますます
小さくなってしまう。
こんな小さくて地震の多い島国にやはり原発はいらない。

以下を見ると、想像以上に東北から関東にかけて汚染が拡がっていることがわかる。


<東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の
 大気中での挙動に関するシミュレーションの結果について >
zu_03.gif
平成23年3月11日から29日における、モデルで計算されたヨウ素131とセシウム137の
積算沈着量(上図)と平均濃度(下図)

→詳しくは、独立行政法人 国立環境研究所



ところで、上の写真の車の後ろについてる変なものなーんだ?
答えはバックドアテントモドキでございます。
なぜモドキかと言いますと、ハンドメイドでオリジナルだから。
バックドアテントは大きな車用には販売されているようですが、
市販の物は何でも高い!
ならば作れないものかとあちこち検索してみたら、テントやタープを
使って工夫されている方々がおられたので、参考にさせてもらい作ってみました。
作ったと言っても、既成のテントをリアゲートに被せただけですが・・・。

このテントはロッジ型で、前後に出入り口があったので生地をカットする
こともなく、そのままリアゲートに被せ、テントが飛ばないようにするために、
車体にゴムバンドで固定しました。
車中泊で、道の駅やSAで停める以外は活用できます。
車内も広くなり、寒い日にはこのテントの中で火だって扱えます。(要換気!)
去年の夏に、ヤフオクで確か千円ぐらいだったかなー。
テント組み立てるのに必要な部品が足りない分安く買えました。
ほんとにいいお買い物でした。
*ちなみに我が家の車はスズキ エブリィ・ワゴン。

さあ、今年はどこに出かけよう。
ただ震災以後、何をしてもワクワク感に欠けてしまう。
いっそ海外に出かけたほうが気分転換にもなるし、離れた所からあたらめて
日本を見るほうがいいのかも・・・とは思うけど、老犬のことがやはり気になる。
まあこの車さえあれば、宿の心配も要らないのでギリギリまで悩むことにしよう。
それに家族一緒ならどこに行っても楽しいし、楽しめるのだしね。

そうそう、これからは関東・東北方面へ山歩きされる方はお気をつけて!
放射性物質は山の木々の葉にくっついていて、秋にはそれが落葉します。
沢の水も飲んじゃだめですよー。
これからの季節、フレンチのジビエも美味しいけど、国産は危険。
これも輸入物が安心ですね。
そうだそうだ、きのこ狩りもNGですよ!
地域によると思うけど、山のきのこは今全て放射能を吸収した毒きのこ!
チェルノブイリ事故は25年も前なのに、山は除染されにくいので、
野生のきのこはまだ高濃度に汚染されてるそうです。
→内部被曝に迫る チェルノブイリからの報告
きのこ大好きなのに!!!
あーあ。




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  1. 2011/09/05(月) |
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  5. 脱原発

新聞記事3連発!

IMG_2503_convert_20110904074950.jpg
「この5月号はよかったな・・・」


本日は新聞ネタ3連発です。
中日新聞(東京新聞の母体?)1記事と、
朝日新聞2記事です。

中日新聞記事では、新首相野田さんの原発に対しての今後の姿勢を推測しています。
これには、新規建設はないが再稼動に関しては前向きとなっている。
経済界の後押しや原子力ムラの巻き返しもありそう。
今夏は、既存の原発の3割しか稼動しなかったのに電気は足りた。
なのに、また原発動かさないとだめ?
国民の7割は「段階的に原発を減らす」に賛成している。
野田新首相に、国民の声は届かないのだろうか?

朝日新聞には、原発は国民的議論を経てそれを政治に反映させることが望ましい事や、
原発は、社会の倫理的価値判断に基づいて決めるべき事などが書かれている。

この2新聞の記事を読むと、原発国民投票の必要性を感じるな・・・。

朝日新聞は、先日の山下のオッサンの記事(朝日がん大賞)で、
新聞放り投げるほどびっくりしました。
あの人のこと(100msvまでは大丈夫!と言って福島の人たちを徒に被曝させた)を
知らない人は、あの朝日新聞の記事を読んで彼を立派な人と思うことだろう。
もう、新聞もネット記事だけでじゅうぶんなのかも知れないわ。

昨日は久しぶりに昼寝して、夜は借りてきたビデオを半分寝ながら観て、
じゅうぶんに睡眠足りてるから、頭スッキリ!
今日も一日中雨のようです。
そんな日はせっせと妄想に励みましょう。
そうそう、昨日の鶏ネタ、鶏のシメ方を妹から聞きました。
かなりグロです。
ペットにしてしまうか、専門家にお任せするしかなさそうです・・・。






野田新首相 広がる警戒感 脱原発も「ノーサイド」? 
中日新聞【特報】 8/31

●民主党の野田佳彦代表が30日、新首相に選ばれた。代表選の政策論争は低調だったが、野田氏は原発について、月刊誌で「当面は再稼働に向けて努力することが最善の策」と明言、原発輸出にも肯定的な立場だ。菅直人首相は「脱原発」路線だったが、こうした新首相の姿勢に国会内外の原発批判はは警戒心を募らせる。得意の「ノーサイド」という言葉も、原発の是非には不似合いだと思うのだが―。  (篠ヶ瀬祐司、中山洋子)

◎新設否定も再稼働は前向き

新首相に選ばれた野田氏は30日午後、恒例のあいさつに国会内の各党控室を回った。

野田氏は「新たな原子力発電所は造れない」としながらも、再稼働には前向きだ。これに対し、早速、与野党内から厳しい声が広がっている。

民主党の川内博史衆院議員は「高速増殖炉や核燃料サイクルは稼働見通しが立っていない。しかも日本は地震国。原発の増設ができないのは当たり前だ」と指摘する。

再稼働についても、現時点で検討を始めるのは早すぎるとみる。「福島第一原発は津波ではなく、地震で原子炉が壊れた可能性がある。まだ隠されているデータやマニュアルを公開させる必要もある。再稼働の検討の前に、事故原因の徹底究明に基づく安全審査指針の見直しが不可欠だ」

その際、必要なのは政府が従来、無視してきた原子力行政に批判的な専門家の参画と訴える。

◎「原子力ムラ」が巻き返しの動き

かねて原子力行政を批判してきた自民党の河野太郎衆院議員は「野田氏の周辺には、電力業界に近い議員が多いように見える」と警戒する。

河野氏は「既に電力会社の職員が、国会議員の事務所が集まる議員会館を回り、原発の必要性を説いて回っている」と「原子力ムラ」の巻き返しを暴露。「原子力委員会事務局にいる電力会社からの出向者の一掃も必要だ」と付け加えた。

河野氏自身は「自民党は与党時代に原子力を推進した。これを総括した上で、自民党としての新たなエネルギー政策を打ち出したい」と話す。

みんなの党の浅尾慶一郎政調会長は「野田氏は再稼働の際に安全性を点検すると言うが、地元住民だけではなく、国民的な合意がなければ再開は難しい」と、原発再開のハードルを上げる。

その上で、最終処分場の確保まで含めた「原発の本当のコスト」を示すことが不可欠だと提起する。「電力会社の地域独占をやめて送配電部門を分離し、市場メカニズムを導入すればコストの高い原発は淘汰される。人工光合成など技術革新を進めることで、10年以内の脱原発は可能だ」

社民党の福島瑞穂党首は「野田氏は民主党代表選では世論を意識し、新設しないとトーンを変えた。しかし、中部電力浜岡原発をとめた菅氏ほど脱原発の方向性は出していない。官僚側は野田氏をくみしやすしと考えているのでは」と、新内閣の行方を案ずる。

実際、30日には原子力委員会が原子力政策の基本方針となる「原子力政策大綱」の見直し作業の再開を決めるなど、菅氏退場を待っていたかのような動きが見られる。

福島氏はもんじゅ廃止や原子力安全・保安院の改編時の規制機能強化を訴えると意気込んだ。

◎財界 早くも高評価

原発をめぐっても、野田氏は月刊「文芸春秋」9月号の「わが政権構想」で「脱原発耐推進の対立ではなく」と、得意の「ノーサイド」を主張している。

しかし、菅首相が後に「私的な思い」と後ずさった7月の「脱原発」宣言の際は「短兵急に進める話ではない」とけん制。同誌の手記では「2030年までは原子力技術を蓄積することが現実的」とし、新興国への原発輸出も「国際貢献」と位置付けている。

こうした「原発維持」の新首相の誕生を財界は大歓迎している。

経団連の米倉弘昌会長(住友化学会長)は野田氏について早々に「安定感と行動力を持った政治リーダー」と絶賛。「(政治家の資質が)すべて物足りない」とこき下ろした前任者と打って変わり、高い評価を与えた。

こうした野田氏に「脱原発」を期待するのは無意味なことなのか。

経済評論家の佐高信氏は「無理でしょう」と切り捨てる。野田氏は増税論者だが、その前提はむだ遣いの一掃。しかし、原子力ムラにある多くの公益法人の改廃については絶望的だとみる。

「しゃべる訓練はできているが、耳がふさがっているのが松下政経塾出身者の特徴。彼もその一人。脱原発の国民の声が聞こえていない」

ちなみに佐高氏は菅首相の中途半端な「脱原発」も罪深いと断じる。「脱原発を言うのなら、党の利害を超えて解散しなければダメだった」

政治評論家の森田実氏も「脱原発には、よほどの指導力が必要。野田政権では困難だ」とみる。

「野田氏は松下政経塾出身で、財界に近いことは確かだ。ただ、『減原発』では国民的な合意がほぼ、できている。世論に逆らって“原発推進”とまでは言えないのだろう」

◎地域独占崩れず 自由化望み薄?

電力業界を含む財界が最も懸念するのが発送電の分離だ。巨費を投じる原発建設を可能にしてきたのは、電力会社による地域独占だった。その構造は変えられないのか。

富士通総研の高橋洋主任研究員は「発送電分離は世界的な流れ。大半の国は日本より進んでいる。電力会社が反対するのは当然だが、電力の自由化によって再生可能エネルギーの普及も進む」と説明する。ちなみに脱原発を選んだドイツでは再生可能エネルギーは発電量全体の13.5%にも及んでいるという。

「電力大手の地域独占を撤廃し、自由化を進めるには政治リーダーが強い意思を持つことが重要だ」と高橋氏は説くが、野田氏がそれに適任か否かについては「まだ出発点なので期待したいが、経済産業省に任せるなら思い切った変化は望み薄だ」と渋い見立てだ。

◎被災者の健康維持こそ急務

こうした脱原発へのかじきりと同時に、待ったなしなのは福島原発事故の被災者たちの健康維持だ。前政権は被ばくを広げる愚を犯している。

「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」の山田真代表は「原発の安全神話が崩れたら、今度は『放射能は安全』という妙な風潮が広がっている。低線量被ばくを軽視する人もいるが、影響が出てからでは遅い。最悪の事態を想定しなくては子どもたちを守れない」と話す。

この間、開いてきた福島の子どもらの健康相談会では「風評をあおる」と言われることを恐れ、不安を口にできない親の姿を多く見てきた。

「被ばく検査もいつになるか分からない。国はこれまで何もせず、それが新政権で急に変わるとは思えない。しかし、新たな『安全神話』のために福島の子どもたちはいまだ放置されている」





伊藤穣一さんに聞く 創発する民主主義とは
2011年9月3日 朝日新聞朝刊

■現場からの発信で新たな政治を創造 ネットが後押し

 日本政治をどうすればいいのか。永田町の首相選びを見ているだけでは知恵も出ない。異分野の異能の士に話を聞いてみよう。今月から米マサチューセッツ工科大(MIT)のメディアラボ所長として本格稼働した伊藤穣一氏。ソーシャルメディアをいかした新しい政治のあり方、「創発民主主義」を提唱している。果たしてそれは夢か、革命か。

 ――まず「創発」とは何か、わかりやすく説明していただけますか。

 「例えばアリは一匹一匹に高い知性はありませんが、群れとしてはとても複雑な共同作業をします。巣をつくり、ごみ捨て場や、死んだ仲間の墓地もつくる。個々の単純な動きが相互に作用し、いわばボトムアップで思いがけない高度な秩序が生まれていく。そういう現象を創発と呼びます。例えば大都市でも、トップダウンの都市計画より住民の相互作用から生み出された街並みの方がうまくいく。これも創発です」

 ――そういう現象が政治にも生じてくるだろうということですか。

 「はい。例えば米国に『討論型世論調査』という面白い試みがあります。無作為抽出したごく普通の人々を一カ所に集め、税制とか年金とか、ややこしい問題を数日間議論してもらう。すると一人一人のレベルを超えた深い意見が出るようになり、全体としての判断もより適切な方向に変化していく。これも創発的な相互作用でしょう」

 「そういうプロセスが、インターネットの普及でいよいよ発生しやすくなってきました。人々はネットを通じ必要な情報を独自に集め、思考を深め、お互いの間で質の高い議論を自己組織的に交わしている。人々はだんだん賢くなってきている」

 「従来の代表民主主義は、国民が代理人としての政治家を選挙し、彼らに政策決定を委ねていますが、人々が自分で判断し、発信できるようになれば、政治家に何かを決めてもらう必要もなくなるんじゃないか。草の根から、現場から、直接民主主義に近い政治的な秩序が生まれてくるようになるんじゃないか。それが創発民主主義の夢です」

 ――いまの代表民主主義には欠陥があるという診断ですね。

 「代表民主主義では意思決定の権限が政府に集中しています。しかし、現代の世界は国際関係にしても経済にしても、ものすごく複雑化し、変化も激しくなっている。政治家たちがそれを全部きちんと理解して、常に正しい判断を下すことができるとはとても思えません」

 「今回の原発事故のように、世の中で起こる重大な出来事というのは、既成の理屈だとかモデルでは想定も説明もできないことが多いのです。そういう想定外の事態に適切に、機敏に対応することは、いまの中央集中的な政治にはできません。複雑化する世界の中で唯一生き残る方法は、意思決定の権限を分散していくことです。現場主義です」

 「企業を見ていても、イノベーションとか新しいものはほとんど現場とか端っこから来る。問題を解決する知恵や情報やアイデアは思わぬところにある。それをうまく集めて、かたちにしていけば、政治家にはできないような結果を出せる。ネットとかソーシャルメディアは、その過程をサポートする強力な道具です」

 ――そうなると政治家はもういらなくなってしまう。

 「政治家は指導者というより、進行役とか世話役、管理人といった役割になっていくのではないか。そういう存在は必要でしょう」

■討論型世論調査や投票権自体を委託 日本もできる

 ――最初に構想を提唱されたのは2003年ですが、その後、現実のものになってきていますか。

 「8年前は主にブログを念頭に置いて考えていました。ブログは人々の間の議論を深める点でとても役に立つ。ただ議論だけでは世の中は変わらない。やはりみんなが実際に動く必要がある。人間と人間がつながって共に行動を起こさなければならない。そういう面で、その後に登場したフェイスブックやツイッターが今回中東各地ですごく大きな役割を果たしたことは重要です。私はいまドバイに住んでいますが、中東で起きていることは、創発民主主義の重要な実験台になっていると思う」

 「ソーシャルメディアが若者たちに与えたのは勇気です。『革命なんか無理だよね』と思っていた彼らが『僕らにもできるじゃん』と伝えあった。本当にウイルスのように勇気が伝わって行動を引き起こした」

 「創発民主主義はまだまだこれからだと思います。ただ、注意すべきなのは、短期的な変化の影響はみんないつも大きく見積もり過ぎるのに、中長期的変化については小さく見積もり過ぎるということです。僕らの世代では無理かも知れませんが、今の若い子たちの時代にはそういう方向に行くんじゃないか」

 ――日本では2年前に歴史的な政権交代が起きましたが、民主党政権は迷走を続け、もう3人目の首相です。世界を飛び回りながら、日本の政治をどう見ていますか。

 「09年の民主党の勝利は、それはそれですごく重要な出来事だったとは思います。でもやっぱり……日本の政治はあまりに不透明で、それはいまも変わっていない」

 「僕も日本をよくしたいと思って、日本の政治家や官僚と交流し、意見交換してきましたが、彼らは不透明な貸し借りや利害関係に絡め取られ、弱みやしがらみの中で生きている。だから思い切ってバットが振れない。何か筋を通そうとしても、99%は政治のための政治に頭を使わざるをえない。権力を手にするためのゲームのためのゲームです」

 「仮に勝って権力にたどり着いても、たぶんものごとを1センチ進めるくらいの元気しかもう残っていなくて、それで倒れていく。第1次世界大戦の時の塹壕(ざんごう)戦みたいなもので、ものすごいエネルギーの浪費であり、膨大な犠牲者を出す。こういう政治のやり方では、民主党だろうが何党だろうが、日本を変えるのは基本的に不可能に近いんじゃないか」

 ――そういう不透明さをなんとかなくしていくことはできますか。

 「いまの日本を見ると、高齢化、人口減少が進み、経済的な破綻(はたん)に向かって走っているように見える。そういうぎりぎりの状況に追い込まれれば、貸し借りとかしがらみとか言ってられなくなって、政治も変わるんじゃないか。破綻して欲しいとは思いませんが、そういうイメージはある。あるいは、国民がそれこそやむにやまれず立ち上がるような事態が発生する。今回の震災と原発危機で、少し立ち上がりつつありますが。『アラブの春』は突然起きた。日本でも何かが突然起きて、政治が変わる可能性もある」

 ――創発民主主義が代表民主主義に全面的にとって代わるとは考えにくい。二つをどう接続していくのかが課題ではないでしょうか。

 「米国では様々な政策についてネットで意見をまとめていくNPOがあります。私がかかわる分野では、プライバシー保護とか著作権の問題などについてネットで議論し、政治家に直接働きかける。草の根が米国政治に与えるインパクトは大きい」

 「日本では草の根と権威ある人たちとのコミュニケーションがあまりない。例えば原発についても、本当の専門家はあまり公の場で意見を言わないし、一般の国民の間の運動の中にはそういうエキスパートがあまりいない。政治に対してもう少し草の根の意見が影響を与える仕組みをつくらなければ」

 ――原発について国民投票をしよう、そのための制度をつくろうという声が市民から出ています。

 「とてもいいことだと思う。原発はあまりに大きな産業なので、政治家はどこかで利害関係でつながっている。そんな人々に判断を委ねてしまうのは危うい。国民が自分で理解して、自分で決める権利を行使すべきです。先ほど触れた『討論型世論調査』と組み合わせてみるといいと思う。これは原発のような高度に専門的なテーマにすごく向いています。3日間くらい缶詰めにして徹底的に議論するんです」

 ――民主主義をバージョンアップするためのアイデアは、ほかにもいろいろありそうですね。

 「ええ。例えば、自分の投票権を政策課題ごとに仲間とか知り合いに渡していくという手法が考えられています。環境問題だったらあの人が詳しい、エネルギー問題だったらこの人が信用できる、という具合に投票権を委ねていく。委ねられた人はさらに高度なエキスパートに票を渡す。議論を通じ、優れた意見を言う人に次第に票が集まり、最後は一番たくさん集めた人の意見が勝つ。こうした実験を、日本でもやってみればいい。テーマを絞ったり、地域限定にしたりして、『民主主義特区』をつくってみてはどうでしょう」

     ◇

■いとう・じょういち

 66年生まれ。IT起業家。デジタルガレージ共同創業者。2008年、米ビジネスウイーク誌で「ネット上で最も影響力のある世界の25人」に。

     ◇

■取材を終えて

 ネット界の最先端を行く伊藤さんは、「アイデア間の競争」こそが大切だという。政治の世界でも、ウェブ2.0ならぬ「民主主義2.0」に向け、様々な構想を語り、実験を重ねればいいという。将来、政党や議会といった伝統的な仕組みとの「ハイブリッド」(異種混合体)がどんな像を結ぶのか、楽しみだ。(聞き手 編集委員・根本清樹)






〈私の視点〉脱原発 「なぜ」の徹底議論を
2011年9月3日 朝日新聞朝刊


■ミランダ・シュラーズ(ベルリン自由大学教授=環境政策)

■吉田文和(よしだ・ふみかず、北海道大学教授=環境経済)

 「原子力発電をやめるべきか」を考える際、「どうやって」の前に、「なぜ」(理由)を深く議論することが必要だ。倫理的価値判断が含まれるからだ。ドイツでは首相が設置した「より安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」で、「なぜ」を徹底議論した。

 倫理委員会は「2022年までに原発全廃」の方針を決めた。その報告書にもあるように、「高度に組織されたハイテク国家日本」で起きた福島原発の事故は、ドイツに大きな衝撃を与えた。

 今回の決定は、福島事故を直接の契機としているが、元々の原因は1986年のチェルノブイリ原発事故によるドイツの放射能汚染だ。社会民主党と緑の党の連立政権時代の02年、「22年までに原発廃止」の立法がなされていたので、それに戻る決定である。

 筆者(シュラーズ)も参加した17人からなる倫理委員会の報告の要点は以下のとおりだった。

 (1)原発の安全性は高くても、事故は起こりうる(2)事故になれば、ほかのどんなエネルギー源よりも危険である(3)次世代に放射性廃棄物処理などを残すのは倫理的問題がある(4)より安全なエネルギー源がある(5)温暖化問題もあるので、化石燃料の使用は解決策ではない(6)再生可能エネルギー普及とエネルギー効率の改善で段階的に原発ゼロに向かうことは、経済にも大きなチャンスになる。

 ここから日本が学ぶべきことは、手段としての原子力の評価だ。発電という目的に対して、地震国での原発のコストとリスク、事故被害の大きさ、将来世代への責任などについて、他の発電手段との比較評価を行うことである。

 その上で何を選ぶかは、社会の倫理的価値判断に基づいて決めるべきことだ。

 原子力が1次エネルギーに占める割合(昨年)は、日本と同等の11%、電力の22%。最大の1次エネルギー源は石油の33%であり、最大の電力源は褐炭の24%である。脱原発と温暖化対策を同時に行うことがいかに挑戦的課題であるかが理解できるだろう。

 ドイツは脱原発の方向にかじを切り、10年以上かけて再生可能エネルギーの導入と省エネに関する目標、政策枠組みをつくった。並行してNGO、市民、農民、政党、企業家、行政が協力して具体的な再生可能エネルギーと省エネのプロジェクトをつくり、37万人の雇用を生み出してきた。

 いま日本に必要なことは、こうした目標・政策枠組みの策定と担い手の育成である。そして時間はかかるが、「原発をどうするか」の国民的議論をふまえて政治的決定を行うことである。




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  1. 2011/09/04(日) |
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  5. 脱原発

卵の親の一生について考えた

DSC00498_convert_20110903073140.jpg
「ニワトリさんと仲良くできるかな。わたしも最後はたべられるん・・・?」


以前から宣言してますが、自給自足的な生活をわたしは目論んでおります。
そして暇さえあれば日々妄想・・・楽しいな。
そんな生活では、野菜と卵だけはなんとか頑張りたい。
野菜はともかく、卵に関しては無論わたしが頑張るのではなく、
鶏が頑張るわけですが。
そしてその鶏が歳とって卵を産まなくなったらどうしたらいいのか・・・。
そのままペットとして飼い続けるか、もしくは食べなくてはいけない。
もし食べるならば、まずは「シメル」という作業をしなくてはいけない。
げっ!誰が?
わたし?
N(夫)にできるか?
たぶん無理。
でも彼はイノシシの皮は剥いだ。
でもイノシシは既にあの世にいっていたし・・・。
鶏は生きているし・・・。
しかも何年も可愛がって、ひょっとしたら名前なんかもつけてしまってるかもしれない。
いやー、こういう事も考えて飼育しないといけないな。
ちなみに友人kは、仲間達と田んぼをやっていて害虫駆除のために、
合鴨を田んぼに放している。
いわゆる合鴨農法というやつだ。
そしてお米が実ったあとは、その可愛い合鴨ちゃん達はシメられて、彼らの胃袋に収まる。
わたしも何度もご相伴にあずかった。

先日ご紹介したイタリア在住の日本女性奥村千穂さんが書かれた本を読んだ。
「バッボの手作りプーリア料理」。
この本、ただの料理本ではなく、ところどころにエッセイが書かれている。
その中のひとつに「鶏レスキュー」というタイトルのものがあった。
そこには養鶏場で産卵率の悪くなった2歳位の鶏を格安で買い、
自由な環境のもとで4~5年生育させ卵を産ませ、その後はシメて食べる
という話が書いてあった。
本来なら、産卵率の悪くなった生後2年ほどの鶏は、身が硬く食肉としては使うことが
できないので、普通はそのまま処分される(殺す)そうです。
(わたしはこの「処分」という言い方が嫌いです。毎年多くのイヌたちが
保健所で処分されると簡単に言わないでほしい。「殺す」と言わなくてはいけないと思う。)
養鶏場で育った鶏たちはそれまで狭く暗い環境にいたせいで、トサカや足も真っ白だそう。
その子たちを買って大きな鶏小屋や広い野外で飼育すると、そんな自由な環境を
知らない鶏たちは最初はおっかなびっくりだそうですが、そのうち慣れて砂浴びなんかも
楽しむようになり、トサカも綺麗なピンク色に変わっていくんだそう。
なんか愛しくなるなー。

これを読んでますますシメルなんてことは、かなり勇気のいることだと思うけど、
産卵マシーンのように、狭い人間の都合だけを考えてつくられた環境で鶏たちを育て、
殺し捨てることのほうが、シメて食べるという行為よりもよっぽど不自然な気がした。
(捨てはしないで、きっと何かの餌になるのかもしれないけど・・・)
そんなことを考えてたら、わたしが今生協で買って食べてる卵の親の行く末が
気になってきたので、今度聞いてみることにしよう。

この本や彼女のブログは、効率や価格競争のもとで、いろんな命がわたし達人間の
犠牲になっているのだということを思い出させてくれます。
彼女のブログ「フィレンツェ田舎生活便り」のカテゴリー「シンプルエコライフ」
こういったちょっと考えさせられる内容がたくさん綴られています。
ご興味のある方はどうぞご覧くださいませ。
(今日のこちらのブログ内容はまさにタイムリー、鶏ネタでした。
 オバハンのわたしは鶏なら・・・。)


そして妄想に耽る・・・。
鶏の羽むしったことないなー。
フレンチのシェフ達ならできるだろうけど・・・。
でもその前に「シメル」のハードルを越えないといけないな・・・。
どうやって「シメル」んかな・・・。
バタバタするんやろな・・・。
餌は吟味して、放射能汚染されてないものにせなあかんな・・・。

まだそんな生活を始めてもないのに、台風のせいか妄想が暴走して悩む・・・わたし。




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(8月11日、8月15日、8月18日、8月23日、8月24日、8月30日、8月31日、9月2日追加更新)


原発輸出反対署名、ご協力お願いします!→第一次締切 2011年9月9日
→詳しくはコチラ


脱原発講演会と映画「ミツバチの羽音と地球の回転」in 関西のお知らせ!
阿倍野には、鎌仲監督も来られます!
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署名お願いします!(ネット署名もできます)
「さようなら原発1000万人アクション」→詳細はコチラ
呼びかけ人は音楽家坂本龍一氏、作家大江健三郎氏など


  1. 2011/09/03(土) |
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  4. 脱原発

焼却灰等の処分方法(環境省報道発表)

環境省
報道発表資料

平成23年8月31日

8,000Bq/kgを超え100,000Bq/kg以下の焼却灰等の処分方法に関する方針について(お知らせ)

 環境省では、放射性セシウムの濃度が8,000Bq/kgを超え100,000Bq/kg以下の焼却灰等の処分方法について、災害廃棄物安全評価検討会での技術的検討を踏まえ、「8,000Bq/kgを超え100,000Bq/kg以下の焼却灰等の処分方法に関する方針」を取りまとめました。

「8,000Bq/kgを超え100,000Bq/kg以下の焼却灰等の処分方法に関する方針」(概要)
 跡地利用の制限による一般公衆の被ばく防止及び作業者の被ばく対策に加えて、次の1及び2により、安全に埋立処分することが可能。

1.放射性セシウムによる公共用水域や地下水の汚染の防止
 一般廃棄物最終処分場(管理型最終処分場)で埋立処分を行うに当たっては、放射性セシウムによる公共用水域や地下水の汚染を防止するため、以下の対策を講じる。

○焼却灰から放射性セシウムが仮に溶出しても土壌に吸着されやすいことを考慮し、土壌の層の上に埋め立てる。 ○焼却灰と水がなるべく接触しないように対策を講じる。具体的には、焼却灰をセメント等で固化したうえで、以下のいずれかの方法による。
1)埋立区画の上下側面に隔離層(透水性の低い土壌の層)を設置して埋立て 2)長期間の耐久性のある容器に入れて埋立て 3)屋根付き処分場で埋立て ○排水及び周辺地下水についてモニタリングを行う。  また、処分場への雨水が流入しない遮断型最終処分場で埋立処分を行うことも可能。

2 跡地の利用制限を含めた長期的な管理
 埋立終了後においても、廃棄物処理法に基づく管理を基本として、以下の1)~3)のとおり、放射性物質に関する長期的な管理を行う。

1)覆土が適切に行われたことの確認 2)土地改変及び跡地利用用途の制限(居住等の用途に供しないこと) 3)モニタリング、排水管理の継続  このため、民間業者が設置する処分場については、国、委託者である市町村等、施設の指導監督権限を有する県又は政令市が必要な指導を行う。また、埋め立てられた廃棄物の情報を公的に管理することが必要。

1557.jpg

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14161



この処分方法について、小出先生がラジオで話されています。
→たねまきJ「福一廃炉の行程表・環境省瓦礫の処理」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)9/1

*ラジオの中に出てくるクリアランス制度については→コチラ



  1. 2011/09/02(金) |
  2. がれき
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  4. 脱原発

原発輸出反対!署名お願いします!

DSC01920_convert_20110901151628.jpg
「ノーモア ゲンパツ・・・」


震災以降、上関から始まり署名を何度したことか・・・。
今度は原発の輸出を反対する署名です。

日本はこれまでにモンゴルに最終処分場をつくる案を出したり、
(今回この件は見送られています→コチラ
ヨルダンへの輸出が今国会ではとりあえず見送られたりしましたが、
政府はベトナム、韓国、ロシアなどの協定承認も求めていたり・・・。
→詳しくはコチラ

日本が、原発マフィア国家にならないよう歯止めをかけましょう!
(放射能垂れ流しで、すでにそうなってるかもしれないけど・・・)



【緊急国際署名】
日本政府は原発輸出推進政策を即刻止め
世界の脱原発をリードしてください

2011年8月31日

●要請●
私たちは日本政府に以下を要請します。
1. 原発輸出推進政策を即刻止めること
2. 現在ある原発輸出計画を白紙にすること
3. 世界の脱原発の実現のためのリーダーシップを発揮すること

●呼びかけ団体●
国際環境NGO FoE Japan
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
インドネシア民主化支援ネットワーク
高木仁三郎市民科学基金
メコン・ウォッチ
原子力資料情報室
グリーン・アクション

●第一次締切●
2011年9月9日→9月15日まで延長!

→詳しくはコチラ
手書きもオンライン署名もできます!




  1. 2011/09/01(木) |
  2. 原発
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