セシウム焼却灰、保管限界 日光市施設2011年12月2日 12時22分 東京新聞
栃木県日光市千本木のごみ焼却施設「市クリーンセンター」で生じる
高濃度の放射性セシウムを含む焼却灰の保管問題で、来月にはこの施設での保管が限界を迎える見通しであることが分かった。市は一日開会した十二月定例市議会に、新たに灰を保管するためのテントを設置する費用約三千百九十万円を含む補正予算案を提出した。 (石川徹也)
同センターでは七月十三日、焼却灰のうち、ばいじんなどの「飛灰」から国の基準(一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル)の二倍に当たる一万六〇五〇ベクレルの放射性セシウムが検出され、国の指針に従って施設内の車庫棟などに一時保管してきた。
一日約三トンの飛灰が生じており、これまで搬出していた群馬県草津町の民間最終処分場が定める「三回連続で八〇〇〇ベクレルを下回り、うち一回は四〇〇〇ベクレル以下」という条件をクリアできず、同センターに保管するしかなかった。十一月末までに約三百四十八トンが保管されており、来年一月いっぱいで満杯になる見通しだ。
設置するテントは幅十メートル、長さ三十メートル、高さ数メートル。特殊繊維のドーム型で保管容量は約六百四十トンある。内側にコンクリート製の擁壁を張り巡らし、搬入口には鉛のシートを張り、飛灰の拡散と溶出を防ぐ。
市環境課の担当者は「草木や落ち葉などが原因とみられる。テントで来年九月までは保管できるが、あくまで仮置き。基準を下回り、草津へ持って行けるようになれば」と話している。
国は来年一月一日施行の放射性物質汚染対処特措法に基づき、八〇〇〇ベクレルを超えた飛灰は「指定廃棄物」として国が処分するとしているが、具体的な指針はまだできていない。
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011120290122243.html
こんな記事が増えてきましたね・・・。
焼却場近隣にお住まいの方!
燃やしたらおしまい、ではありません。
こんな濃い汚染灰ができたらしばらくずっとその施設に
保管されるのです。
こんな物取り扱ったことのない人たちばかりで
管理されるのです。
絶対大丈夫・・・ではないでしょう。
妹の職場に焼却場から200mしか離れていない所に住んでるのに、
大阪で瓦礫受入れの話が進んでることを全く知らない人がいました。
汚染瓦礫焼却の危険性を妹から聞いて彼女の顔が青ざめたらしい。
そして教えてくれた妹に感謝したようだ。
こんな大事なことなのに、あんな密室のような会議で決められ
広報誌にも掲載しないなんて、今更ながら驚き憤るばかりです。
今大阪府内全ての焼却場の位置をグーグルマップに落とし込む
作業を仲間に依頼してます。感謝!!
これができたらチラシなどのツールと共に広く拡散して
焼却場近隣の方にも抗議の声を上げてもらいたいと思っています。
地図、チラシはしばしお待ちください。
地図のデータとして焼却場の所在地などわかる資料を大阪府へ
電話して教えてもらいました。(p16以降)
→コチラこの資料では焼却場から排水する場所(放流先)も記載されていて
そこが河川の施設もある!!!
ダメダメやん・・・。
そしてバグフィルターでガス化した放射性物質は防げないばかりか
それは何キロも何十キロも離れた場所へ降り注ぎます。
ほんまに馬鹿げてる!
瓦礫受入れ反対の署名お願いします!→瓦礫受入れやめて@大阪姉妹団体の直筆署名もあります。ダウンロードして併せてご利用ください。
(web署名も直筆署名も違う団体名なので両方署名していただくことができます。)
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- 2011/12/02(金) |
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脱原発
放射線防護協会
Dr. セバスティアン・プフルークバイル
2011年11月27日 ベルリンにて
報道発表
放射線防護協会:
放射線防護の原則は福島の原子炉災害の後も軽んじられてはならない。
放射線防護協会は問う:
住民は、核エネルギー利用の結果として出る死者や病人を何人容認するつもりだろうか?
放射線防護においては、特定の措置を取らないで済ませたいが為に、
あらゆる種類の汚染された食品やゴミを汚染されていないものと混ぜて「安全である」として通用させることを禁止する国際的な合意があります。日本の官庁は現時点において、食品の範囲、また地震と津波の被災地から出た瓦礫の範囲で、この希釈禁止に抵触しています。ドイツ放射線防護協会は、この「希釈政策」を停止するよう、緊急に勧告するものであります。さもなければ、日本の全国民が、忍び足で迫ってくる汚染という形で、第二のフクシマに晒されることになるでしょう。空間的に明確な境界を定め、きちんと作られ監視された廃棄物置き場を作らないと、防護は難しくなります。「混ぜて薄めた」食品についてもそれは同じことが言えます。現在のまま汚染された物や食品を取り扱っていくと、国民の健康に害を及ぼすことになるでしょう。焼却や灰の海岸の埋め立てなどへの利用により、汚染物は日本の全県へ流通され始めていますが、放射線防護の観点からすれば、これは惨禍であります。そうすることにより、ごみ焼却施設の煙突から、あるいは海に廃棄された汚染灰から、材料に含まれている放射性核種は順当に環境へと運び出されてしまいます。放射線防護協会は、この点に関する計画を中止することを、早急に勧告します。
チェルノブイリ以降、ドイツでは数々の調査によって、胎児や幼児が放射線に対し、これまで考えられていた以上に大変感受性が強い、という事が示されています。チェルノブイリ以降のヨーロッパでは、乳児死亡率、先天的奇形、女児の死産の領域で大変重要な変化が起こっています。つまり、低~中程度の線量で何十万人もの幼児が影響を受けているのです。ドイツの原子力発電所周辺に住む幼児たちの癌・白血病の検査も、ほんの少しの線量増加でさえ、子供たちの健康にダメージを与えることを強く示しています。放射線防護協会は、少なくとも汚染地の妊婦や子供の居る家庭を、これまでの場合よりももっと遠くへ移住できるよう支援することを、早急に勧告します。協会としては、子供たちに20ミリシーベルト(年間)までの線量を認めることを、悲劇的で間違った決定だと見ています。
日本で現在通用している食物中の放射線核種の閾値は、商業や農業の損失を保護するものですが、しかし国民の放射線被害については保護してくれないのです。この閾値は、著しい数の死に至る癌疾患、あるいは死には至らない癌疾患が増え、その他にも多種多様な健康被害が起こるのを日本政府が受理していることを示している、と放射線防護協会は声を大にして指摘したい。いかなる政府もこのようなやり方で、国民の健康を踏みにじってはならないのです。
放射線防護協会は、核エネルギー使用の利点と引き換えに、社会がどれほどの数の死者や病人を許容するつもりがあるのかと言うことについて、全国民の間で公の議論が不可欠と考えています。この論議は、日本だけに必要なものではありません。それ以外の原子力ロビーと政治の世界でも、その議論はこれまで阻止されてきたのです。
放射線防護協会は、日本の市民の皆さんに懇望します。できる限りの専門知識を早急に身につけてください。皆さん、どうか食品の閾値を大幅に下げるよう、そして食品検査を徹底させるように要求してください。既に日本の多くの都市に組織されている独立した検査機関を支援してください。
放射線防護協会は、日本の科学者たちに懇望します。どうか日本の市民の側に立ってください。そして、放射線とは何か、それがどんなダメージ引き起こすかを、市民の皆さんに説明してください。
放射線防護協会
会長
Dr. セバスティアン・プフルークバイル
http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111130/1322642242*原文は後日ブログにアップされるそうです。
お米の産地は混ぜる、原乳も混ぜる、瓦礫も落ち葉もみんなみんな
汚染濃度の高いものと低いものと混ぜ混ぜにして流通させ焼却する。
基準値に合わそうとするなんて本末転倒!
情報が少なく、危機感のない人は生き残れないわ、今の日本では・・・。
「食べて応援」「瓦礫受け入れて支援」・・・。
こんなことして誰が一番得をするのかじっくり考えてみてほしい。
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脱原発
太郎、ドイツへ行くの巻き。
ドイツのダネンベルクの近くにある小さな村ゴアレーベンに、
列車で運ばれてくる放射性廃棄物の輸送と、ゴアレーベンの
放射性廃棄物の貯蔵施設に抗議するための集会に彼は出向きました。
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/2-23000/blog/38043/なんかいいですねー。
震災以降何度かデモで大阪御堂筋を歩いたのですが、
デモに参加してない人との温度差がかなりあることを感じました。
もっと関心もって声に出そう!
最近知り合った隣の区のYちゃんは瓦礫検討会議の時
傍聴席から突然大声で「(放射能が)大気に拡散する!こっちは命がかかってる!」
と叫びびっくりしましたが、彼女昨日も「抗議が大切やねん!」と言っておりました。
「民主主義の原点は意思表示」
そしてその前に自分の頭をつかって考えること。
脳みそシワシワになれるいい機会です。
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脱原発