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撤去物の再利用申請へ ふげん解体作業公開

撤去物の再利用申請へ ふげん解体作業公開
2013年1月24日 中日新聞

日本原子力研究開発機構(原子力機構)は二十三日、敦賀市明神町で廃炉中の新型転換炉「ふげん」の解体作業を報道陣に公開した。現在は解体で発生した金属などを施設内で保管しているが、同機構は近く、安全確認された物を搬出し再生利用する「クリアランス制度」の認可を国に申請する。

 ふげんは、二〇〇八年から廃炉を始めた。東日本大震災などの影響で、使用済み燃料四百六十六本を茨城県東海村の再処理施設に搬出できず、昨年三月に廃炉計画を五年間延長し、廃炉完了二〇三三年度とした。廃炉費用は七百五十億円を見込む。

 現在はタービン建屋内の設備の解体撤去を続け、二二年度から原子炉解体を計画する。廃炉で発生する解体撤去物は約三十六万トンと推定される。現在は七百二十トンを解体し、うち放射能の除染作業が必要な金属約六百六十トンのうち六十トンの作業を終えた。

 この日は、切断したタービン設備の部材を管理する置き場や、解体で発生した部材に作業員が研磨剤入りの水を高圧で吹き付け除染する作業現場を公開した。

 南光隆開発実証課長は「安全確認のため解体物の除染データを取って、クリアランス制度の導入準備を進めている段階」と話していた。

 (増井のぞみ)

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20130124/CK2013012402000022.html
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