おくちは災いのモト

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もんじゅの裏の顔

IMG_2477_convert_20110707175518.jpg
「自分のいのちが大事」と思うときは「他者のいのちも大事」 by小出裕章
 (むさ苦しい手をお見せして申し訳ありません・・・)

さてさて今日は、もんじゅ2部作の第2章「もんじゅの裏の顔」。
(第1章「もんじゅの表の顔」はコチラ)
世の中には裏話は多々あるが、原発にはその裏話が非常に多い。
その「表と裏の顔」を使い分け、今まで国民を騙し続けてきたわけなのだ。

もんじゅの「表の顔」はひとことで言うと、「核燃料サイクル」の中心的存在。
使用済み核燃料を使いながら、燃料を増やせるという一石二鳥の仕事である。
(前回書き忘れたが、核のゴミをリサイクルするからといって決してゴミが減る
 わけではなく、膨大な低レベルの放射性廃棄物が発生する。)

そして本日題材のもんじゅの「裏の顔」は、ズバリ「核兵器の材料製造機」である。
表と裏ということばは、もともと同じものの二面性を表す時に使うことばだ。
原発の材料は原子核である。
また、核兵器の材料も同じ原子核
原子力発電所は、英語で nuclear power plant
核兵器は、英語で nuclear weapon
全く同じものを使っているが、ただ用途が違うと言っているだけなのだ。
しかし、科学や技術には用途の区別などない
だから、原発=原子力の平和利用などあり得ないのである。

以前長崎の原爆資料館に行ったとき、原爆の模型を見た。
その時にわたしは、それを再確認してしまった。→その過去記事はコチラ

ということは・・・
原子力発電所=核兵器をつくる所
原子力開発=核開発
原子力産業=軍需産業     ということになる。

そして、一般の軽水炉から出るプルトニウムでは核兵器はつくれないが、
もんじゅのような「高速増殖炉」では高純度のプルトニウムがつくられ、
簡単に核兵器をつくることができる。
また日本は非核兵器保有国の中で、唯一核兵器製造の3種の神器である
「ウラン濃縮」「原子炉」「再処理」の技術をもっている。

しかし、日本国憲法 第二章 九条では、
「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
 国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
 国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
   これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」とある。

また、核軍縮を目的に、米、露、英、仏、中の5か国以外の核兵器の保有を
禁止する核拡散防止条約(NPT)があるため、
「あいつとこ、核兵器でもつくるつもりちゃうかー?」と思われないためにも
日本はもんじゅの開発に力をいれ、「余剰プルトニウムをもたない」と国際公約をしている。
*現在では「利用目的のないプルトニウムは持たないとの原則」となっている。
 つまり、日本はプルトニウムを燃料にする方針をとっているから、いくらため込んでも
 それは「余剰のプルトニウム」ではあり得ないという論理になっている。(→コチラを参照)

しかし、生憎そのもんじゅの開発に手こずってしまい、
余剰のプルトニウムを処分するための苦肉の策として考えられたのが、
プルサーマル(→コチラ)というわけなのだ。

こんなにも、お金も時間もかかり(今までで2兆円!)、危険も伴う高速増殖炉の開発や、
プルサーマルを国策としてすすめるのには、なにかわけがあるのでは?????
と誰しもが思う。(思うよねー?)
「しかも、こんな大きな事故があったり核のゴミ問題もあるのに、
 あの手この手をつかって原発を存続させたいのは、
 日本ってやっぱり核兵器つくりたい、持ちたい気持ちがあるんとちゃうん?」・・・って。

そしてまた、それを裏付けるかのような過去の外務省の内部資料がある。
外交政策企画委員会が1969年に作成した「わが国の政策大綱」である。
「核兵器については、核拡散防止条約に参加すると否にかかわらず、当面核兵器は
保有しない政策はとるが、核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャル(能力)は
常に保有するとともに、これに対する掣肘を受けないよう配慮する。
」とある。

これって言い換えれば
「原子力(核)の再処理技術や高速増殖炉の開発技術のポテンシャルは常に保有し、
 他国から余剰のプルトニウムを保持し、核兵器の開発をしているという疑いの目を
 向けられないように配慮する。」
さらに噛み砕けば
「原発さえあれば、どこかの国のように核開発してるって疑いの目を向けられることはない。」
・・・ってことでしょ?ちゃう?

だいぶ昔の政策だから、今はどうかなーとも思うけど、
原発を守るのに必死な今の日本の政府をみているとねぇ・・・。
それに憲法を変えるという動きも以前からあるし・・・。
さてさてほんとのところはどうなんでしょう?

近所のおばちゃんとの立ち話・・・
おばちゃん「原発はあかんわー。でも中国がこわいから武器はいるわー。」
わたし   「中国に勝つ武器って核兵器しかないやん。
        原発ないと核兵器つくられへんやん。 」
       
きっとおばちゃんは、自分が被害を被る原発は「不要」で、
相手を傷つける核兵器は「必要」という心理なんでしょうね。
おばちゃんの中では原子力発電所=核兵器製造所の図式は全くないのでしょう。
きっと日本には、このおばちゃんのように、「原発不要」「核兵器必要」という
矛盾した考えをもつ人は多いと思います。
それもこれも「核は軍事用」「原子力は平和利用」と昔から思い込まされて
きたからなのでしょう。

来月9日には、長崎原爆の日の平和祈念式典があります。(以下朝日新聞7月5日抜粋)
その式典で、長崎市長が読み上げる平和宣言文について、市側は4日、
原発に依存するエネルギー政策を転換する必要性に触れた文案を起草委員に示した。
文案は、東京電力福島第一原発の事故により、被爆国日本が再び放射線の恐怖に直面したと指摘。
時間がかかっても、より安全なエネルギーに基づいた社会へ転換していくことが必要、
とする内容となっている。
原発事故と核兵器のつながりを意識し、強力な放射線を発する核兵器を市民の頭上に
故意に落下させる行為の非人道性を強調する内容も盛り込んだ。

「核と原子力は同じ」 小出裕章さん広島講演 2011.7.3



この「核問題」にはさまざまな意見があると思います。
複雑な国際事情も絡み、簡単に語れる問題ではないかもしれません。
ただ、この世から「核」がなくなれば、被曝や戦死などの無駄な死は、
なくなるだろうと思います。
そういう世界にわたしは生きたいと願います。

参考)小出裕章著 「隠される原子力 核の真実」→今やわたしの教科書



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  1. 2011/07/08(金) |
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