
著者:小出裕章(京都大学原子炉実験所)
発行:創史社 1400円+税
今日の朝日新聞朝刊は突っ込みどころと怒りどころが満載で、早朝から
アドレナリンが出まくってしっかり目覚めることができた。
いろいろ書きたいことはあるが、やはり今日もガンジーの「7つの大罪」
シリーズに従いたいと思う。(勝手にシリーズ化しました)
昨日25日管首相はフランスのサルコジ大統領と会談し、
「原子力は事故の検証を踏まえ、一層の安全性を確保したうえで活用していく考えだ」とした。
その一方発電量全体に占める再生可能な自然エネルギーの割合(現在は約9%)を引き上げ、
「2020年代のできるだけ早い時期に20%とする」という数値目標を掲げた。
またスイスでは、国内に5基ある原子力発電所を、寿命を迎える2034年までに廃炉とし、
改修や新規建設はしないとの国家目標を決めた。
福島原発事故後、ドイツに続き「脱原発」政策にかじを切った。
もう!
この国日本はいったいどっちに行きたいねん!
事故をおこしていない国が次々と「脱原発」にかじを切ってるというのに、
事故をおこした当事者である国の、どっちつかずなこの態度。
日本ではまだまだ福島原発が危険で、放射能垂れ流しの状態やというのに
まだそんなに原子力エネルギーにこだわりたいん?
世論調査でも「反対」が「賛成」を上回ったで。(朝日新聞調査)
「再生可能」なエネルギーは他にいくらでもあるやん。
自然エネルギーが軌道にのるまでは当面、休止させてる火力発電動かせば、
全く問題ないやん・・・。(地球温暖化はco2が全ての原因ではない。
原因はもっと複合的。そもそも地球が温暖化してるということ自体も疑わしい。)
原発は持続可能なエネルギーではない。
①原料のウランに限りがあること。(石炭や石油に比べてもかなり貧弱)
②放射性廃棄物いわゆる「核のゴミ」の処分地がないこと。
(詳しくはコチラ。)③原発には放射能が付きもので、事故がおきなくてもヒトも環境も汚染されるということ。
「脱原発」の理由は、この3つで充分だとわたしは思うけど、
さらに原発について知りたい方は上の写真の本がオススメです。
今、日本国民の誰もが関心のある(わたしはそう願いたい)、
「原発っていったいどういうもの?核っていったい何?」を科学者である著者が
わかりやすく、知りたいことをコンパクトにまとめ上げています。
上で書いた地球温暖化とco2についても触れています。
また最終章の「エネルギーと不公平社会」では、先進国とよばれる国にくらす
わたし達の生き方そのものについて書かれており、深く考えさせられました。(必見!)
(ただいまamazonの人気のある本のランキングでは21位。(昨年12月に発行)
著者の新刊「原発のウソ」は9位でございます。ワタクシまわし者ではございません。)
どっちつかずな日本の政治は、わたしには「原則」がないようにみえるけど、きっと
原発を推進したい「ムラ」の人たちにはその人たちなりの「原則」があるんでしょう。
でもそんなことは関係ないねん。
国民あっての政治とちゃうん?
「チカンあかん!ゲンパツあかん!」
(すみません・・・。いつかどこかで使いたかった・・・。)福島の子ども「20ミリシーベルト」基準の即時撤回を求める署名にご協力お願いします!
(第二段) 前回署名された方も是非!
詳細はコチラ
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- 2011/05/26(木) |
- 原発
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脱原発