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   おくちは災いのモト

Out of the mouth comes evil.

ポイントはピークタイム!

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「どっからでもかかってこんかーい!」

夏稼働の原発14基 定期検査からの再稼働、めどたたず
2011年6月12日3時0分 asahi.com

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、
国内の原発が定期検査に入ったまま運転再開できない事態が続いている。
事故を踏まえた安全基準を政府が出さなければ運転再開を認められない、
という見方が自治体で強まっている。
8月の電力需要のピーク時に発電できるのは、全国54基のうち
4分の1の14基
にとどまる見込みだ。

各電力会社は立地自治体と安全協定などを結んでおり、
定期検査でいったん停止した原発の運転再開についても、
自治体の理解を得ることが前提
になる。

老朽原発の安全や廃炉問題、耐震性、使用済み核燃料の保管、放射性廃棄物……。
各地の原発が抱えるさまざまな問題について、具体的な安全対策の提示や
住民への説明を求める声が強まっている。
(以上抜粋)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201106110574.html

関西では福井県の西川知事が、原発の安全性を確認できない限り定期点検中の
原子炉は再稼動できないとしている。
一方大阪の橋下知事も、関電側が提示した15%の節電要求を、
情報開示もなく一方的で、大阪府としては協力できないとはねつけている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110611/lcl11061112530002-n1.htm

最近の橋下知事の言動には、うんざりというか憤りを感じることも
多いのだが(特に「君が代条例」)、この件に関しては拍手大喝采で
応援したい。「徹、いけー!」。
東電にしろ関電にしろ電力会社は、限りなく公的なものをつくっているのにも
拘わらず、閉鎖的で不透明なことが多すぎる。


「原発すべて止めても大丈夫なん?」
よく耳にすることばである。
先週はこのことばかり考えて、とうとう関電(火力発電)に電話したり、
経産省が出しているデータ(資源エネルギー庁 統計表一覧)とにらめっこしたりしたが、
「大丈夫」というある程度の確信をもてても、情報が全て開示されているわけではないので、
わたしごときではやはり確固とした結論には至らない。

そこでわたしは電力の需要と供給について考えてみた。
電力の需要量は、クーラーなどを多く使う7月~9月にそのピークを示す。
電力会社は「電気は貯めておけないので、そのピークに合わせるように
発電設備の余裕をもっていないといけない。」と言う。
つまりそれ以外の時は設備はダダ余りなのに、そのピーク時だけのために
要りもしない原子炉をスタンバイさせるべく増設している。
(原子力発電を推進するため、火力発電は長期計画停止になっている
ものが多い。関電では現在5基の火力発電が該当する。)

ではそのピークの合計時間は、年間いったいどれぐらいになるのか?
時間帯にすれば、13時から15時の2時間程度。
総合計にすると年間10数時間~20時間ぐらいのものだ。→コチラを参照
そのために無駄で危険な原子炉を確保していることになる。
逆に言えば、その時間をなんとかできれば原発に依存しない安心なくらしができる。
・・・でしょ?

「そしたら発想を変えてみよう!」
今まで電力は「需要に合わせた供給」という仕組みで動いてきた。
それを「供給に合わせた需要」というように考え方を変えてみたら?
とりあえずは、電力需要のピークをずらす「ピークシフト」やピークを
なくしてしまう「ピークカット」を始めてみたらどうだろう?
先述したように、需要のピークは13時から15時である。
(関電では13時から16時としている)
この時間は一番暑い時なので、自宅にいる人はクーラーをつけたい・・・。
そこをなんとかくふうで乗り切る!
スーパーへ買い物、図書館へ行くなど涼しい所へみんな集まる。
もしくはクーラーの設定温度2度上げる(10%の節電可能)。
→関電から発表されている節電のポイント
→わたしのくふう
企業も操業時間や休日をくふうする。
難しく・・・ないよね?

今年の夏は国内の4分の3の原発が停止予定。
ここから(4分の1の原発で)練習してみたらどうでしょう?
夏のピークの時間帯さえ乗り切ればあとは楽勝!こっちのもん!

これから先、残りの原発もどんどん定期点検にはいり停止する。
それらをそのまま再稼動させなければ、日本の原発54基全てが
来年6月には停止する予定。
その間休止中の火力発電や企業の自家発電設備の再稼動の
準備をしたりすればいい。
もちろん再生可能エネルギーの準備も。

今までどおり湯水のように電気をつかい、
危険極まりない原発と共存するかもしくは、
ちょっとのくふうで安全なくらしをするか?
答えはひとつだと思うんだけどな・・・。

どんなことでも過渡期があって、その生活に慣れるまでは大変。
でも今まで贅沢してきて、人やその他の生き物の命を奪って
きたんだから、もしもちょっとぐらい電気が足りなくても
なんの文句も言えないよー。
・・・でしょ?

さあ関電さん、わたしの方は準備は万端!
「どっからでもかかってこんかーい!」



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  1. 2011/06/14(火) |
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